アイコン 第一交通産業/3月期第2四半期 すこぶる好調 福津市

<タクシー事業>
全国にM&Aで拡大続けるタクシー事業は、前年同期比299台増加して6,894台となった。売上高は252億31百万円(前年同四半期比9.2%増)となり、営業所の統廃合による合理化と様々な経費削減に取り組んだものの、新規買収に伴うのれんの償却、一部子会社が加盟する総合型厚生年金基金の退職給付費用の負担並びに前年同四半期に比べ燃料価格が高騰した結果、部門利益は8億45百万円(同▲14.8%減)となっている。

<不動産分譲事業>
新築マンション業界は、地価下落や低金利・税制優遇拡充を背景に、実需型の完成在庫の圧縮が進む中、首都圏では資産性の高い新規物件を中心に市場は回復傾向にある。東日本大震災でも、マンションに対する耐震性・安全性が見直され、消費税率の引き上げを意識した購入マインドが市場を下支えしている。
このような状況下、駅前好立地物件を推進し当連結会計年度に竣工予定の「グランドパレスブランシェ企救丘」(北九州市233戸)、「プレミスト千早タワーツインマークス」
(福岡市518戸:当社シェア25%)を順調に販売するとともに、重点課題として引続き完成在庫の販売に取り組んだ結果、売上高は38億56百万円(前年同四半期比17.1%増)となった。
戸建住宅は「暮らしを潤す低価格な土地付住宅」をテーマにした第一ホーム㈱の「ユニエクセラン」を、北九州・福岡の両都市圏において販売し、順調に推移した結果、売上高は11億58百万円(前年同四半期比182.9%増)となった。
その他5億59百万円を加えた不動産分譲事業全体の売上高55億74百万円は、前年同四半期において東京都港区広尾のプロジェクト用地の一括販売があった結果、前年同四半期比▲16.8%減となったが、部門利益は3億50百万円(前年同四半期は、部門損失▲2億03百万円)となった。
同社は、栄泉不動産が破綻して宙ぶらりんになっていた福岡市東区千早駅前の2棟建ての超高層マンション(施工:大林組)を大和ハウスとともに引き継ぎ完成させ、分譲中である。北棟の灯りが少ないようにも見えるが、販売好調とのことであり一安心であろう。同社は栄泉不動産の時から参画していた。

現在、大規模区画整理事業中(UR)の福津市においては、同社はJR福間駅南側にイオンのマックスバリュ店舗を建貸営業中、その隣では同社により分譲マンションが開発中である。駅にも隣接している。
 大規模商業施設イオンモール福津の建設が、来春オープンを予定して急ピッチで進められており、福間も新宮(目玉はIKEA)とともに福岡県における注目の地となっている。
 同社はいよいよ、開発にも本腰をいれてきたようであるが、小笹のようなことがないよう留意してもらいたいものである。
 

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
11年3月期第2四半期
36,557
1,792
1,527
500
12年3月期第2四半期
37,722
1,895
1,640
465
前年同期比
103.2%
105.7%
107.4%
93.0%
12年3月期予想
81,800
4,750
4,160
4,340
11年3月期実績
74,178
3,520
3,004
1,566
10年3月期実績
70,652
3,330
2,629
761
今期予想/前期実績比
110.3%
134.9%
138.5%
277.1%

 
[ 2011年11月11日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサードリンク

※Google・Yahoo japan!・Twitter・ライブドア・はてな・OpenID でログインできます。

コメントする

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
九州倒産情報
日本一たい焼き
サイト内検索