アイコン 経団連 「定昇、見直し議論を」

経団連は終身雇用のような長期雇用に終止符を打とうしている。

「定昇、見直し議論を」経団連、春季交渉で報告案 日経

今現在の日本の雇用は、給与や待遇の低い派遣社員が、それらより給与待遇が良い正規社員たちを長期雇用できるようアジャストメントされたシステムになっている。

今回、経団連の定昇の具体的な見直し案を見れば、 「仕事・役割に応じて等級を設け、賃金水準の上限と下限を決める」というように、賃金水準を能力や役割から決め、「仕事・役割が変わらない限り、上限で昇給が止まる」で、今までのように雇用年数によって無意味に賃金を上げる事をやめるとの意思を示している。

一方の日本労働組合総連合会(連合)は昨年に続き、「一時金を含めた給与総額の1%引き上げを求める目標」を掲げてはいるが、経団連は「要求があっても賃金改善を実施しない」と指摘、今回の案では「負担の重い定期昇給を実施している企業は、厳しい交渉を行わざるを得ない」として、今春の労使交渉で定昇の実施に理解を示していたが、凍結・延期の可能性にも言及している。

遅かれ早かれ日本は「暫定措置を講じながら個々人を再格付けする」というように、能力の高いもの・会社に利益を与えるものを尊重し、年数で昇給しないシステムへと移行する。

バブル以前の正規社員は下から上からの突き上げが今後より一層厳しくなるが、逆に年功序列の破壊による下克上のチャンスでもある。

[ 2011年12月28日 ]
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