アイコン フジクラ/ワイヤーハーネス カルテル 米司法省と約16億20百万円の罰金で合意

同社は、自動車用ワイヤハーネスの競争法違反に関する米国司法省と20百万ドルの罰金刑で合意に達したと発表した。
同社は4月23日(米国時間)付けで米国司法省との間で、自動車用ワイヤハーネスおよび同関連製品の取引の一部について、米国競争法違反に関連して米国司法省との間で罰金20百万米ドルを支払うこと等を内容とする司法取引に合意した。

これまで、米国司法省の調査に協力して、事実関係の確認と適用法令の範囲等について協議を続けてきた。その結果、日本において独占禁止法に違反するとして本年1月19日に公取委から課徴金21億0,222万円と行政処分を受けた行為の一部について、米国競争法違反に関する合意に至ったもの。

なお、今回の罰金は2012年3月期に特損計上する予定だが、連結業績に大きな影響はないとしている。

同社は、自動車用ワイヤハーネスの取引に関する一連の処分を厳粛に受け止め、経営陣としての深い反省を込め、取締役社長は役員報酬の20%を、その他の取締役並びに自動車電装事業部長は、報酬の10%~15%を2ヶ月間返上する。また、関与していた従業員については就業規則に則り懲戒等の厳正な処分を行った。

同社は2009年3月にカルテル行為からの決別を取締役会で決議し、競争法遵守体制の強化として、規程類の整備、従業員教育、監査の実施を2009年度中に立ち上げた。  
本件で競争法違反とされた競争入札における調整行為は、これらの競争法遵守体制の強化への取組みを行う前になされたもの。

[ 2012年4月24日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサード リンク

コメント

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   

↑トップページへ

サイト内検索