アイコン ミスターマックス/第一四半期 創業時の精神剥落

同社第一四半期について、飲料や酒類などの食品部門や、洗剤や医薬品などHBC(Health andBeauty Care)部門の売上げが伸びる一方で、デジタル放送移行の反動によりテレビやレコーダーが売上げを落とした他、エアコンや扇風機など夏物商品が伸び悩 み、売上高に不動産賃貸収入を加えた営業収益は、261億71百万円(前年同期比▲0.9%減)となった。

収益は、販売費及び一般管理費は、物流費や人件費などの削減を行い、64億93百万円(前年同期比▲1.0%減)となったが、営業収益が減収となったこと、 また、低価格戦略の強化によって売上総利益率が0.4ポイント低下したことなどにより、営業利益は4百万円(前年同期比▲95.2%減)、経常利益は24 百万円(前年同期比▲83.4%減)、四半期純利益は6百万円(前年同期比▲92.8%減)となったとしている。
 

同社がここまで大きくなったのは、得意の電気製品もさることながら、日用雑貨品が安く、消費者に受け入れられたからである。しかし、その本業は、同じ分野の同業者に今や淘汰されつつある。ベスト電器と全く同じ流れでもある。同社の場合には、儲けた資金をモール開発事業に傾注させた。同社を核店舗にテナントを配置し、モール事業は成功したかに見えた。しかし、同じ手法でいろいろな不動産開発業者が参入、また一方でGMS店舗が各地にできた。こうした流通の動きに対して、圧倒的な競争力を持つ自社なり、テナントが入居していれば相乗効果が発揮されようが、競争力を持たなくなれば、そうしたモールでさえ淘汰される時代に至っている。

自社単独での出店なり、モール型なり、地域最強の競争力を持つものでなければ、同社の今後の発展はない。客が入りニーズに応えていれば客が客を呼ぶもの。あったら便利はコンビニだけで充分だ。
 
非連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
12年3月期第1四半期
26,397
94
147
88
13年3月期第1四半期
26,171
4
24
6
前期第1四半期比
99.1%
4.3%
16.3%
6.8%
13年3月期通期予想
112,300
920
1,050
500
12年3月期実績
106,975
191
392
328
11年3月期実績
109,918
408
633
18
10年3月期実績
103,482
756
989
891
今期予想/前期比
105.0%
481.7%
267.9%
152.4%
 
[ 2012年7月26日 ]
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