ミスターマックス/第一四半期 創業時の精神剥落
同社第一四半期について、飲料や酒類などの食品部門や、洗剤や医薬品などHBC(Health andBeauty Care)部門の売上げが伸びる一方で、デジタル放送移行の反動によりテレビやレコーダーが売上げを落とした他、エアコンや扇風機など夏物商品が伸び悩 み、売上高に不動産賃貸収入を加えた営業収益は、261億71百万円(前年同期比▲0.9%減)となった。
同社がここまで大きくなったのは、得意の電気製品もさることながら、日用雑貨品が安く、消費者に受け入れられたからである。しかし、その本業は、同じ分野の同業者に今や淘汰されつつある。ベスト電器と全く同じ流れでもある。同社の場合には、儲けた資金をモール開発事業に傾注させた。同社を核店舗にテナントを配置し、モール事業は成功したかに見えた。しかし、同じ手法でいろいろな不動産開発業者が参入、また一方でGMS店舗が各地にできた。こうした流通の動きに対して、圧倒的な競争力を持つ自社なり、テナントが入居していれば相乗効果が発揮されようが、競争力を持たなくなれば、そうしたモールでさえ淘汰される時代に至っている。
非連結/百万円
|
売上高
|
営業利益
|
経常利益
|
当期利益
|
12年3月期第1四半期
|
26,397
|
94
|
147
|
88
|
13年3月期第1四半期
|
26,171
|
4
|
24
|
6
|
前期第1四半期比
|
99.1%
|
4.3%
|
16.3%
|
6.8%
|
13年3月期通期予想
|
112,300
|
920
|
1,050
|
500
|
12年3月期実績
|
106,975
|
191
|
392
|
328
|
11年3月期実績
|
109,918
|
408
|
633
|
18
|
10年3月期実績
|
103,482
|
756
|
989
|
891
|
今期予想/前期比
|
105.0%
|
481.7%
|
267.9%
|
152.4%
|

モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
コメント