アイコン 佐世保重工業/第一四半期 大幅減収減益 通期でも赤字予想

造船不況時代が到来している。バラ積み船の造船が得意で、造船エンジンのクランクシャフトでも国内第2位の同社であるが、世界的な不況により荷動きが減少、新造船が世界的に急減している。また、韓国・中国勢の台頭で造船代金も熾烈な競争下にある。
そうしたことを受け、同社の売上高も前年同期比4割ダウンしており、通期でも4割ダウンする予想を立てている。

同社の船舶部門の受注高は、新造船として75千重量トンバルクキャリアー1隻を受注したほか、海上自衛隊、米海軍艦船及び一般商船等の修理工事等を加え40億73百万円となり、前年同四半期比24.8%増加した。売上高はリーマンショック以降に受注した低船価の新造船の工事が進捗したことにより、前年同四半期比▲39.1%減少の99億64百万円となり、造船事業部門の営業利益は、前年同四半期比▲94.5%減少の1億50百万円となった。なお、当第1四半期連結累計期間末の新造船の受注残は9隻となっている。

リーマンショック前の世界的な好景気から、新造船が大幅増加しており、その反動と円高も重なり、暫くは造船不況時代となる。

 

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
12年3月期第1四半期
18,065
3,262
3,209
1,850
13年3月期第1四半期
10,932
297
104
-416
前期第1四半期比
60.5%
9.1%
3.2%
 
13年3月期通期予想
40,000
-3,000
-3,300
-3,300
12年3月期実績
66,082
9,862
9,697
734
11年3月期実績
67,280
6,473
6,161
4,478
10年3月期実績
63,692
8,031
7,400
3,733
今期予想/前期比
60.5%
 
 
 
13年3月期第1四半期
総資産
純資産
自己資本
自己資本率
実績
77,778
27,103
27,103
34.7%
 
[ 2012年7月27日 ]
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