アイコン 三菱重工製蒸気発生器の1万5千ヶ所に問題/米原子力規制委 サンオノフレ原発

米原子力米 原子力規制委員会(NRC)は12日、今年1月配管から放射能を含む水漏れ事故で緊急停止した米カリフォルニア州にあるサンオノフレ原発2、3号機の蒸気 発生器の細管に、「異常な摩耗」が多数見つかった問題で、摩耗の数は約1万5千ヶ所にのぼるという調査結果を公表した。

 蒸気発生器は、三菱重工製で、同社の設計に問題があった可能性が高いことがこれまでのNRCの調査で明らかになっている。
 
 蒸気発生器は、原子炉で温められた水の熱を外部に伝えて、タービンを回すための蒸気を発生させる機器。

6月25日JC-NET掲載

今年1月発生したカルフォルニア州のサンオノフレ原発の配管から放射能を含む水漏れ事故で同原発が緊急停止した問題で、米原子力規制委員会(NRC)は、三菱重工が製造した蒸気発生器の配管に問題の原因があったとした。
 NRCによると
、三菱重工は、原子炉の熱を発電するために蒸気を作る蒸気発生器にかかわる配管で、水や蒸気の速度を過小評価、このため配管が過度に振動し衝突して破損したと結論付けた。
 
 1991年美浜原発で、同社が製造した蒸気発生器の細管が破断して緊急炉心冷却装置が作動した事故があった。多分その時の教訓が生かされていなかったのだろう。
 
当時、三菱自動車並みにコスト削減を図って製造したものが、今露呈し出していると考えたら、何ら不思議なことではないのかもしれない。
 
日本は国が先頭に立ち、原子力安全委員会・保安院などが、水素爆発した今日でさえ、金をぶら下げ、隠蔽・ゴリ押しを続けているが、アメリカはちゃんと規制委が機能しているようだ。それに、1万5千箇所の問題とは、もう三菱製は信用できないということにもなる。結果、「計算ミス」でした、「想定外」でしたで済ましてしまう日本国民とは違う。
[ 2012年7月14日 ]
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