アイコン 世界の食料価格7月約10%上昇と/世銀 穀物3種+原油チャート付/シカゴ

世界銀行は、米国と東欧の穀倉地帯が干ばつに見舞われていることで、世界の食料価格は7月に約10%上昇したとの報告書をまとめた。
それによると、トウモロコシと小麦の価格は7月の1カ月間にともに約25%上昇、大豆は17%上昇した。ただ、コメは4%下落した。
国際的に取引されている食料品価格の動きを反映する、世銀の食料価格指数は、前年比で6%上昇。2011年2月につけた直近のピークも1%超えた。

世銀総裁は、「各国は、最も打撃を受けやすい人々に対する圧力を軽減するために、それぞれのプログラムを強化し、正しい政策を導入する必要がある」と述べ、アフリカと中東地域が最も打撃を受けやすいとした。

<アメリカでは>

厳しい干ばつに見舞われている米国では、トウモロコシと大豆の収穫高が大幅に減少。穀倉地帯のロシア、ウクライナ、カザフスタンも干ばつに見舞われ、小麦の収穫に大き
な影響が出ている。

米国の深刻な干ばつによる穀物価格の高騰は、家畜飼料コストを押し上げ、一部の家畜生産者に家畜の清算を余儀なくしており、食肉供給の減少と食肉価格の上昇につながる見通し。
米農務省は、牛肉と子牛肉の価格が今年最大4.5%、来年最大5%上昇すると予想している。豚肉価格は今年最大3%、来年は最大3.5%上昇する見込み。

失業率の高止まりとガソリン価格高で米国民が消費を手控えるなか、食料品価格が上昇すれば、中間層の裁量支出が減少し、米経済が一段と圧迫されることになる。
2013年には、すべての食料品価格が値上がりし、家計を圧迫するとの見方をしている。・・・・以上、ロイター参照

 

チャート

チャート

[ 2012年8月31日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサード リンク

コメント

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   

↑トップページへ

サイト内検索