これまでの探鉱の結果から予想すると、この開発により金量約30トンの獲得が期待される。

菱刈鉱山では、地下に温泉水が存在しており、この水位を下げる設備を海抜マイナス50メートルレベルに設置し、金鉱石の採掘を行っている。近年の探鉱の結果、現状の水位よりさらに下部にも有望な鉱体が連続していることが確認されたため、今後この下部鉱体の開発を進めることにした。下部鉱体の採掘にあたっては、水位をさらに低下させる必要があることから、そのための新たな設備を坑内の海抜マイナス80メートルレベルの地点に設置する。
菱刈鉱山は、我が国最大の生産量を誇る金鉱山であり、当社にとって重要かつ安定した収益源となっている。また海外資源獲得へ向けて国内唯一の鉱山技術者養成の場という側面も併せ
もっている。菱刈鉱山の長期安定操業に向け、今後も新規金量の獲得に努めるとしている。

　錦江湾でレアメタル鉱脈が発見されており、菱刈の技術をレアメタル開発へ進めることも一案であろう。
金１ｇあたり４,６００円前後、３０トン。