森下仁丹株価急騰/産業用シームレスカプセル事業へ レアメタル回収事業へ
<シームレスカプセル製造拡大拠点取得>
シームレスカプセル受託事業の今後の展開に備え 産業用のシームレスカプセルの試作施設ならびに食品を主とした多岐に亘るシームレスカプセルの製造拠点を設置すべく固定資産を取得することとしました。
2. 取得資産の内容
(1)資産の概要 土地 滋賀県長浜市小野寺町字下寺70番7、土地面積:15,313.03 ㎡
建物 同地上 家屋番号70番7他、延床面積:2,190.17㎡
(よつ葉乳業株式会社の物流センター跡地を購入)
(2)取得価格:約3億円
(3)今後改修工事を行う。
<レアメタル回収事業>
同社は、合成高分子樹脂を皮膜とするシームレスカプセル技術応用の一環として、レアメタルや希少貴金属の効率的な回収が可能なバイオカプセルの開発に取り組んできた。その結果、独自のカプセル内部に吸着剤や特定の微生物を高濃度で保持させ、効率的にカプセル内部に非鉄金属イオンを取り込むことに成功し、本技術を平成22年11月に大阪府立大学と共同で特許出願している。この技術をより具体化する為に大阪府立大学大学院工学研究科(小西康裕教授ら)
を共同研究先とし、三菱商事と共にレアメタル回収モジュールを使用した、事業化検証を開始する。
本モジュールは、レアメタルが溶けた液をバイオカプセルに通液し、レアメタルを回収する装置で、コンパクトな設計であることから、あらゆる現場に簡易に設置でき、工場排水等から、低エネルギー(低コスト)で環境への負荷が少なく、簡単にレアメタルを回収・濃縮できる画期的なプロセスとなることが期待される。
本モジュールが普及することで、これまで廃棄されていた工場排水等から希少金属の大幅な回収が可能となり、わが国の海外資源依存率の低減を目指す。また、電子基盤等の固体廃棄物からのレアメタルや希少貴金属の回収プロセスに関しても別途開発を推進しており、都市鉱山等からの効率的な回収への利用も期待されるとしている。
仁丹もいろいろ新規分野を開発しているもんだ。
同社は仁丹製造から派生したシームレスカプセル技術が中核となってきており、健康食品も主力事業である。業務はヘルスケア72%、カプセル受託27%、ckq 他1%、海外輸出14%となっている。
当レアメタル回収技術の効率がよければ、太平洋や錦江湾で見つかっているレアメタル鉱床の回収に大きく貢献するかもしれない。それを察知した投資家が30日午前の終値421円の70円高にすっ飛んでいる。
連結/百万円
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2010年3月期
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2011年3月期
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2012年3月期
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売上高
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7,492
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7,732
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8,563
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営業利益
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186
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90
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279
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経常利益
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180
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104
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364
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当期利益
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211
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79
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413
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[ 2012年11月30日 ]
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