アイコン 信越ポリマー/技術流出を嫌ったか韓星エルコムテック社と提携解消

信越ポリマーは、韓国の韓星エルコムテック社(本社:韓国京畿道平澤市、会長:韓玩洙)とのタッチパネル事業に関する業務提携を解消したと発表した。
 本業務提携の解消は、事業環境の著しい変動に伴う生産戦略の見直しによるものであり、同社は、今後も、タッチパネル事業を推進、注力していくとしている。

 昨今の日米における中韓への技術不正流出問題が、クローズアップされる中、今回の動きは注目される。

ハイテク企業の場合、独自企業での進出も危いとされる中韓への事業進出であるが、合弁ならば技術を守る方策を放棄するようなものだ。それでなくてもハイテク企業の買収により、技術を導入して開花させている。太陽光発電モジュールのように、世界の需給バランスなど全く考慮もせず生産し続け、製品価格を大暴落させ、今では中国政府に助けてくれと泣きを入れているのが現状である。
 
かって中国政府は、先進国各国が中国に製品を輸出する場合、製品技術情報を全部添付提出するように条件を付けたことがある。しかし、世界の政府や企業から総スカンを喰わされ撤回した。しかし、現在も基本的な考え方は変わっていない。進出企業の技術や輸入品の製造技術を中国企業に移転するように求めているのである。
製品に関わる最新極秘技術情報など取得されれば、13億人が束になり生産に当たり、また、その利益で中国企業が東南アジアなどに進出、世界市場はすべて中国企業の製品で溢れることになる。中国企業のように底なしに生産続け、価格破壊を続けるならば、世界の経済は1日にして持たないことにもなる。
中国は、そもそも特許や特許もせず極秘にしている技術を盗むことなど韓国同様何も思わないお国柄でもある。

<スパイ>
 彼らの技術取得に対する執念は、日本人の頭では及びもしないところにある。
 アップルとサムスンの裁判でも、互いの超極秘内部資料がいとも簡単に持ち出され、裁判の証拠資料として提出されているほどだ。
 
日本企業の場合、大企業の場合は技術もいろいろ有しており、経営上大きな問題にはならないだろうが、中小のピカイチ技術で、成長している企業などが、中韓に合弁進出した場合は、エキス(技術)を吸い取られ捨てられ、転落への道を辿ることは目に見えている。
利という目先だけではなく、3年・5年・10年先を見据えた戦略の上に進出すべきではなかろうか。それもハイテク技術を有する企業の場合は、極力独自企業での進出が求められる。

新日鐵の超極秘技術がポスコに盗人され、それが中国に転売されている。今や世界の粗鋼生産量の半分も生産する中国にその技術が渡った。中国が本格的に生産しだしたら、その技術に基づく製品市場は、今の新日鐵の市場シェア30%は瞬く間に下がろう。ポスコはウォン安を背景としており、現在の市場シェア20%は維持しようが・・・。
新日鐵から技術を流出させた元新日鐵の研究員たちは全員、絞首刑に値するものだ。
 

[ 2012年10月27日 ]
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