アイコン 鹿児島市の市長選結果 現職森博幸氏が圧勝

任期満了に伴う鹿児島市長選挙は25日に投票が行われ、無所属の現職で、民主党、自民党、公明党、社民党が推薦する森博幸氏(63)が、3回目の当選を果たした。
鹿児島市長選挙の開票結果は次の通り。

森博幸、無所属・現、  当選、11万6,372票
渡辺信一郎、無所属・新、落選  3万3,751票
祝迫光治、無所属・新、 落選  1万0,867票
(有権者数:484,700人、投票者数:162,216人、投票率:33.47%)

民主党、自民党、公明党、社民党が推薦する現職の森氏が、みんなの党が推薦する渡辺氏と、共産党が推薦する祝迫氏を抑えて3回目の当選を果たした。

森氏は、民主党、自民党、公明党、社民党から推薦を受けるとともに、農協や医師会などさまざまな団体からも支援を受け、組織力を生かした選挙戦を展開、推薦を受けた各党の支持層だけでなく、無党派層からも幅広く支持を集め当選を果たした。

一方、渡辺信一郎氏の敗因は、無党派層への浸透がなかったことに尽きる。強固な保守地盤で風を吹かせることもなく、投票率も33.47%の低投票率に終わらせてしまった。鹿児島市で人気のない人たちが取り巻いていたことなども影響したのであろう。
鹿児島から遠く離れていた人が舞い戻り、市長選で勝ちに行くには、組織票では森氏に圧倒されていることぐらい自明であり、地元で人気のある人を取り巻きに置く必要があるがそうではなかった。また、この間時間もたっぷりあったものの、風を吹かせることもできなかった。鹿児島は保守王国といっても今では風は吹く、吹かせられなかったのも渡辺氏の実力の内であろう。
森市長は、全方位の組織票をがっちり固め無風選挙のような勝ち方をした。これも森氏の実力であろう。
森氏にお願いしたいことは、九州新幹線効果は熊本に大きく現れており、鹿児島への観光客誘致にもっと力を入れるべきで桜島を活かしきっていない。鹿児島へ訪れる観光客は指宿や霧島へ流れており、鹿児島市を通過点にしてしまっている人たちが多い。指宿のほかに鹿児島市内でも若い人たちも含め1泊してもらう方策が必要であろう。
 

[ 2012年11月26日 ]
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