アイコン 10月の建設労働者の需給調査結果/国交省 鉄筋工不足鮮明

国交省は11月26日、10月の建設労働需給調査を、平成24年10月10日~20日までの間の1日(日曜、休日を除く)を行い、結果を発表した。

1、全国の8職種の過不足率は、9月の1.5%不足から10月は1.5%の不足と前月と同じ不足幅となった。
2、東北地域の8職種の過不足率は、9月の2.3%不足から10月は2.4%と0.1%ポイント不足幅が拡大した。
3、今後の労働者の確保に関する見通しについては、全国及び東北地域とも「普通」となっている。

6職種=型枠(土木)、型枠(建築)、左官、鳶工、鉄筋工(土木)、鉄筋工(建築)
8職種=6職種+電気工事、配管工

10月の建設労働者の需給調査結果

<今後の労働者の確保に関する見通し(原数値)>

1、8職種計の翌々月(12月)における労働者の確保に関する見通しは、「困難」と「やや困難」の計25.6%で、対前年同月比5.5ポイントの上昇となっている。
一方、「やや容易」と「容易」の合計は10.2%で、対前年同月比1.3ポイント下降している。
2、翌々々月(1月)に関する見通しについては、「困難」が16.8%で前年同月比5.2ポイント上昇している。一方、「容易」は14.4%で、対前年同月比1.9ポイントの下降となっている。

以上が国交省の調査であるが、現実とは乖離している内容のようだ。福岡市では既に、職人不足で大幅に工期が遅れた建築現場も生じてきている。
職人さんたちが、労賃など条件が良い東北へ関東・関西などから(大手ゼネコンの要請もあり)移動、それに連れて九州から関西・関東へ移動しており、九州の各種職人さんたちが不足状態となっている。
建物の場合、土工・鉄筋・型枠・鳶の職人さんが逼迫すれば、建築工程が遅れたり、できなくなる。
 上記表でもわかるとおり、鉄筋工(土木・建築)とも4.4%不足している。ということは、25棟の現場が同時に進行すれば、その内1棟では、職人さん不足から現場が遅れることになるという数値。
 

[ 2012年11月28日 ]
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