アイコン 東洋紡/武生工場を富士紡Hの連結子会社柳井化学工業(株)に譲渡

東洋紡は、富士紡Hと10月15日に基本合意していた東洋紡の武生工場を4月1日付けで富士紡Hの連結子会社柳井化学工業(株)に譲渡すると発表した。

東洋紡は、医薬中間体を中心としたファインケミカル事業は、平成22年以降の大型医薬品の特許切れに伴う医薬品業界の急激なサプライチェーンの変化が進む中、収益性の改善が急務となっている。その対策として、農薬中間体やその他化学工業品への製品ポートフォリオ転換を進めるとともに、武生工場から高砂工場への生産集約も進めてきた。
一方、富士紡Hの柳井化学工業は、合成化学品中間体の製造受託事業の拡大を図っており、国内での生産設備増強を検討していた。これらの状況のもと、東洋紡は本件資産等を柳井化学工業が承継する会社分割(吸収分割)を行うこととした。
なお、譲渡する武生工場の資産は、固定資産のみで8億36百万円の計上額に対して、譲渡価格は7億49百万円となっている。
東洋紡と富士紡との今回の取引は意義ある取引となっている。

大手の医薬品の多くがゾロゾロ特許切れになっているが、ジェネリック部隊が虎視眈々と特許切れを待ち構え、商品化して大儲けしている。ジェネリック薬品は、使用頻度の高い医薬品は薬価基準を大幅に引き下げ、もっと強制的に流通させるべきだ。
 

[ 2013年1月28日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサード リンク

コメント

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   


PICK UP

↑トップへ

サイト内検索