計画どおりに売却が進むと、野村ホールディングスが保有する野村不動産の株式の割合は、現在の５０．９％から３４．２％まで下がる。売却金額は、現在の株価を基に計算すると５００億円以上に上る。
今回の株式の売却について野村ホールディングスは、金融危機の再発を防ぐため、銀行や証券会社に財務体質の改善を求めるバーゼルⅢの適用をはじめとする各種金融規制を踏まえ、経営資源の一層の効率化、とりわけ同社の強みを発揮できる事業分野への経営資源の一層の集中を図るとしているが、野村不動産とは引き続き、業務面での協力関係を維持していきたいとしている。