アイコン (1)タマホーム 念願の東証上場 3月27日 コード:1419

東証は21日、低価格の戸建て住宅を主力とする「パワービルダー」大手のタマホームの新規上場を承認した。上場日は3月27日、市場区分は1部または2部(公開価格決定時に決定)。福証にも同時に上場する予定。

幹事証券は大和證券、監査人はトーマツ
上場時発行株式総数:28,850,000株(公募6,250,000株含)

1、<会社概要>
タマホーム(株)
代表者:玉木 康裕
所在地:東京都港区高輪3-22-9
設 立:平成10年6月
事 業:格安注文住宅販売・分譲マンション販売・分譲住宅少々。
資本金:8億7,600万円
売上高:1,696億51百万円(平成24年5月期)
従業員数:2,607名

2、<プロフィール>
玉木康裕氏
昭和25年生 福岡県出身、福岡大学卒、福岡県筑後市の実家の建設業に従事。78年に筑後
興産(株)で専務取締役就任して住宅事業を担当。98年住宅事業を分離独立させタマホーム(株)(福岡県筑後市)を設立して代表となる。
玉木氏は動くセールスマンで知られる。少しは直ったと思われるが広告のバラ撒き叔父さんでもある(タマホームの年間広告費60億円)。
平成10年に会社設立して、14年間で既存事業の住宅産業で1,600億円企業に育て上げた力量・パワーはやはりすごい。格安住宅のアキュラホームシステムにしても、当時全国の何百社とも契約していたが、タマホームほど大きく育った企業はどこにもない(タマホームは途中でアキュラホームシステムとの提携をやめている)。

3、<タマホームとナックのレオハウスの関係>
当初、東京の住宅システム販売のアキュラホームと契約して、格安注文住宅事業を展開。瞬く間に筑後地方から大票田の福岡へ進出、急成長を遂げる。
アキュラホームと建設コンサルで連動していたナックとタマホームは折半会社タマホーム九州を設立、北九州地区と南九州・四国を担当する。
タマホームとナックは、アキュラホームとの提携を止め、別システムを取れ入れる。
タマホームは北進を続け、TV-CMでみのもんたを起用して大ブレーク、その後はキムタクを起用している。

タマホームは、本社も筑後市⇒福岡市⇒東京へと営業エリア拡大・売上拡大で移転した。しかし、リーマン・ショックではそれまで上場を目指していたものの、利益が大幅にズッコケ頓挫、仕切りなおしとなっていた。

その間、ナックはタマホームからタマホーム九州の株を買い取り完全子会社にした。
北進続けるタマホームに販売エリアを決められたナックは面白くなく、別会社の建設会社(さくらホーム)を設立して他地区へ進出させた。提携関係下では非常識なことをしたナックに対して、タマホームは怒り心頭に至り関係断絶(裁判沙汰)、その後和解。
ナックは、さくらホームとタマホーム九州(当時の社名はタマキュー)を合併させ、「レオハウス」ブランド名(=会社名)として格安注文住宅販売を既存領域外でも本格的に乗り出し今日に至る。
今ではタマホームとは犬猿の仲状態で販売を競いあっている。

>>(2)タマホーム 念願の東証上場 業績推移

[ 2013年3月 8日 ]
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