アイコン ジェイデバイス/ルネサス工場買収 半導体後工程で国内最大規模に

大分県に本社がある半導体の「後工程」と呼ばれる組み立てや性能検査などを行う半導体製造請負会社「ジェイデバイス」(資本金:17億70百万円、本店:大 分県臼杵市福良1913-2、代表:仲谷善文)は、経営不振が続くルネサスエレクトロニクスの熊本・福井・函館工場や北海道の関連会社などを、負債を含め て118億円で買収することで最終的に契約締結した。買収額は約118億円。原則880人の従業員は引き継ぐ。買収完了は6月1日予定。なお、1月に買収 合意に至っていた。

同社は、今回の買収で、半導体の「後工程」部門では国内最大規模となり、世界でも5位に浮上する。

同社は1970年に設立された(株)仲谷電子製作所を起源とし、東芝、ジェネシス・テクノロジー、富士通セミコンダクターなどの事業や設備を引き継ぎ、拡大させてきている。 

ICアイランド九州の受皿会社の様相だが、格安で工場不動産や設備・従業員を承継することができ、こうしたやり方で成長している。

[ 2013年3月28日 ]
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