CJグループ会長李在賢を背任容疑で立件へ/韓国
食品やエンターテインメント事業を手掛けるCJグループの秘密資金・脱税疑惑などを捜査している ソウル中央地検特捜2部は12日、李在賢同グループ会長が他人名義で購入したとみられていた東京のビル2棟について李会長の所有物と結論付け、同氏に 440億ウォン(約37億円)余りの背任容疑を適用する方針を固めた。
5月29日に会長宅を強制捜査するなど、これまでの捜査で、李会長について は国内外の他人名義の口座を使った株取引で500億ウォン(約42億円)余りの所得税を脱税した容疑、CJ第一製糖で原料などを水増し計上する手口で会社 資金600億ウォン(約50億円)余りを横領した容疑が明らかになっており、新たに背任容疑が加わることになる。
2007年、当時のCJ日本法人社長A氏が経営していた不動産管理会社「パン・ジャパン」が東京の赤坂にあるビル2棟を購入する際、CJ日本法人が自社ビルを担保として差し入れ、連帯保証を行っていた。
また、検察はパン・ジャパンの設立資金に李会長の秘密資金が使われたことをつかんでおり、パン・ジャパンが購入した2棟のビルが実質的には李会長の個人所有物であることを確認した模様。
韓国検察は、オーナーの個人的な不動産投資のために巨額の会社資産を担保に入れたことは会社に損害を与える行為であり、特定経済犯罪加重処罰法上の背任罪に当たると判断している。
パン・ジャパンは07年初めに日本人名義で設立されたが、CJ日本法人社長のペ氏が買収。ペ氏はその後、英国領バージン諸島に設立されたペーパーカンパニーのSインベストメントに株式を譲渡した。Sインベストメントの筆頭株主は香港に設立されたCJグローバル・ホールディングス。
検察は、CJが不動産の実所有者を分からなくし、資金の流れを追跡しにくくするため、出資構造を複雑化させたとみている。
一方、検察は今月8日、10年以上にわたり李会長の秘密資金を管理し、東京の不動産購入にも関与したCJグローバル・ホールディングス副社長(57)の身柄を拘束している。
韓国では、CJグループなどの脱税事件などを捜査しており、タックスヘブン=租税回避地にペーパーカンパニーを設立した韓国人は245人にのぼり、財閥オーナーなどがこうしたペーパーカンパニーをつくり、脱税の温床に利用していたのではと追求されている。
全元大統領の長男の脱税疑惑等韓国は、著名な権力者・実力者・企業経営者の不正が今もって横行している。財閥といってもオーナー企業が多く、社会正義など関係なく、守銭奴振りをさらけ出している。前大統領の李明博の多くの側近や実兄が逮捕されるお国柄である。
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李纉雨
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大地主
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↓
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李秉喆
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創業者
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李孟熙
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李昌熙
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李仁熙
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李淑熙
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李健熙
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李明熙
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CJグループオーナー
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サムスン会長
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↓
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↓
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↓
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李在賢
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李在寛
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李在鎔
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・サムスン電子社長
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CJグループ会長
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李富真
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・ホテル新羅社長
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李敍顕
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・第一毛織専務
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・1993年創業者長男の李孟熙が、サムスングループから第一精糖を分離(食品部門)、CJグループ設立。
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・2012年故李秉喆のサムスン電子株の相続を巡り、長男の李孟熙らが、サムスン電子を引き継いだ李健熙を訴える。
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・2015年CJグループ会長の脱税事件
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