同プロジェクトは、１兆２千億ウォン(約１０４０億円)を投じ、同市に隣接する始華湖一帯(海を防波堤で閉め切った人口湖、海水流入あり)の１７haの敷地に総延べ約１１０万㎡規模の商業施設・ホテル・コンベンション施設・オフィステル（オフィス兼住居）・ビーチ・屋外劇場などを建設する人工島を含む複合タウンを造成するもの。

マスタープラン作成の久米設計などが設立した投資会社バンダルプロジェクト開発が、今年４月に同市と投資協約を締結していた。
　当開発計画は、陸地部分には２０１７年の完成を目標にオフィスビル、商業施設、支援施設などを、半月形の人工島には２０１９年までにホテルやリゾート施設、コンベンションセンターなどを建設する。
　同市は、同プロジェクトが完了すれば、同市を代表する文化・観光のランドマークになるものと期待している。
　１０月１６日には同市で投資説明会が開かれる予定。

過去記事
２０１３年４月９日、安山市始華(シワ)MTV商業用地複合開発のための半月島プロジェクト投資開発協約式が仁川市シェラトンホテルのグランドホールで行われた。
　日本の久米設計＆コードラボラトリ社(代表：山本コテツ、日本)と始華マルチテクノバレー（MTV）商業用地を文化観光複合タウンで、開発するために《半月島プロジェクト》投資協約式を持った。

今回のプロジェクトに１兆２千億ウォンを投資することになる久米＆コードは今回の事業のために久米設計社とコートラボラトリー社が合作設立した投資専門法人であり、昨年11月2日安山市（アンサン市）と投資意向書を交換した後、今年１月３１日仁川市（インチョン市）・松島洞（ソンド洞）に韓国支社事務室をオープンさせている。

開発計画によれば始華湖（シファ湖）北側干拓地に造成されているMTV商業用地１７万㎡を利用しビジネスと観光・文化・ショッピング・イベントなど受賞活動が調和を作り出した超大型複合タウンを来る２０１９年まで建設する計画。
開発は１０万２千㎡の陸地側と６万８千㎡の人工島で分けて来年から進行されて、陸地側には
２０１７年竣工目標にサ・ムヨンビルディングと商業・支援施設などを備え、半月形の人工島は２０１９年竣工目標にホテルとリゾート・コンベンションセンター・マリーナ施設などを建設する。
　人工の半月島に造成されるホテルは、５００室、高さは２５０m、国際基準のコンベンション施設も設ける。
人工島は韓国内では初めて造成されることになり、面積は漢江の上に浮かぶ島の７倍に達する。
久米＆コードは、この日協約を通じて協約締結後、５０億ウォンの履行保証金を安山市に預けた。
安山市は半月島プロジェクトが３万４千人余りの雇用を生み出し、地域経済活性化に大きく影響を及ぼすと分析している。
協約締結には、キム・チョルミン安山市長（アンサン市長）と久米設計社の山田幸夫会長・コードラボラトリ社の山本コテツ社長・他キム・ムンス京畿道知事が参加して行政および財政的支援を約束した。

山本 コテツ：(1959年生）は、日本の空間プロデューサー、デザイナー。(プロレスラーではない)
立教高校、立教大学と進み、大学在学中にPOPEYEのスタッフになった。海外取材を通じて「国際的遊び人」に成長したという。ディスコトゥーリア（1987年）、ライブハウスMZA有明（1988年）など、飲食店やディスコなどのプロデュースを次々に手掛ける空間プロデューサー。
近年では石川県七尾市和倉温泉の「辻口博啓美術館 ル ミュゼ ドゥ アッシュ」（2006年）のデザインなどを担当している。
　当、「半月島(バンダル)プロジェクト」では、日韓両国企業が出資する特定目的会社のバンダルプロジェクト開発の代表を務める。
　当プロジェクトには、カジノはなさそうだ。カジノがあれば日本のパチンコ関係が挙って出資したことであろう。