アイコン 2013年住宅リフォーム市場 上半期10.5%の大幅増/矢野研

<住宅リフォーム市場>
 本調査における住宅リフォーム市場とは、「10m2超の増改築工事」・「10m2以下の増改築工事」・「設備修繕・維持関連」・「家具・インテリア等」の4分野をさしている。

<第2四半期と上半期の概要>
◆2013年第2四半期の住宅リフォーム市場規模は前年同期比5.6%増
 2013年第2四半期(4~6月)の住宅リフォーム市場規模は、1兆8,310億円(速報値)、前年同期比で5.6%増と推計する。
2008年以降、第2四半期としては最も高い市場規模である。第1四半期の好調を維持しているといえる。

◆2013年上期の住宅リフォーム市場規模は前年同期比10.5%増
 2013年第1四半期(1~3月)の住宅リフォーム市場規模は1兆2,512億円(速報値)、前年同期比で17.7%の大幅増であり、第2四半期も5.6%増と引き続き好調に推移している。
 
そうしたことから、2013年上期(1~6月)の住宅リフォーム市場規模は、3兆0,905億円(速報値)、前年同期比で10.5%増と推計される。
 上期だけで3兆円を超えたのは2004年以来となる。これは年初からの株価上昇等による資産効果が住宅リフォーム市場にも好影響を与えたものと推測する。

<株価上昇と消費税増税前による需要拡大マインド>
◆ 2013年の住宅リフォーム市場規模は6.1~6.5兆円を予測
滑り出しが好調であった第1四半期、その勢いを継続した第2四半期の状況から2013年の住宅リフォーム市場規模は、6.1~6.5兆円と予測される。
最近の新築住宅着工の状況も、予想以上に好転していることから、消費増税前の前倒し需要が顕在化しているものと思われる。
したがって、住宅リフォーム市場においても、これから下期~来年3月期にかけて、前倒し需要が顕在化することなどにより2013年の住宅リフォーム市場規模は6.5兆円を予測する。
ただし、最近は長期にわたって住宅リフォーム市場の好調が続いたケースはほとんどないため、リフォームしたいというマインドが息切れした場合には、同市場規模を6.1兆円と予測するとしている。
以上。

百貨店ではロレックス等高級時計・宝飾品・絵画が売れ、車も高級外車が売れている。景気回復策のアベノミクスによる株高は、個人の懐の紐も緩ませており、住宅・住宅リフォームも堅調に推移している。
 

[ 2013年9月30日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサード リンク

コメント

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   


PICK UP

↑トップへ

サイト内検索