アイコン シェールガス対日輸出 米承認 4年後から

今やアメリカでは、シェールガスの大生産により、値崩れが生じ破綻する企業も現れている。しかし、天然 ガスLNGを産出する企業の多くがアメリカや英国の石油メジャーであり、ユダヤとも関係し、世界のLNG相場を左右するシェールガスの対外輸出をアメリカ 政府はほとんど認めていない。
日本関係では、本年5月初めて、中部電力と大阪ガスが関係する計画が米政府により承認され、9月11日、「住友商事」と「東京ガス」が関係する輸出計画が承認された。
このほか、三菱商事と三井物産が関係する南部ルイジアナ州の輸出計画も承認待ちとなっている。
今回承認されたのは、東部メリーランド州で「住友商事」と「東京ガス」が関係分で、手続きが順調に進めば、4年後の2017年から年間230万トンの天然ガスが日本に輸出される予定。

このように、米政府は、中近東で天然ガスを生産する米系石油メジャー擁護の立場から、順調にいって4年後の輸出としている。
シェールガスは、日本で使用する天然ガスLNGにするには、精製が必要で、精製後の価格は10ドル前後になるとされている。しかし、今ではシェールガスは2ドルまで価格が落ちており、10ドルを大きく下回る可能性もある。
また、シェールガスは、世界各地の大陸に膨大に眠っており、米国から技術移転がなされれば、世界中で天然ガスが湧き出すことになる。エネルギーに事欠く中国にも大量に埋蔵しており、米国から技術移転がなされずとも、どっかからパクリ独自開発したとして、大開発に乗り出す日も近いだろう。時間の問題だ。
フクシマ原発大爆発による原発停止を受け、日本は、石油メジャーやハゲタカ先物相場師たちから喰いものにされ、ジャパンプレミアム価格として、市場より2割ほど高く18ドル前後で買わされている。日本はそれでも「安定供給をお願いします」と、ドンも含め頭を下げ続けている。当然、電気を利用する企業や消費者が負担することになり、政府も電力会社も痛くも痒くもない。

欧州や中国はシベリアからのパイプラインで天然ガスを10ドルで購入している。ロシアは現在、不況の真っ只中、日本は、天然ガスの海底パイプラインを敷設し、北方領土4島の返還と引き換えに、向こう30年間の天然ガス長期購入計画を実施すべきだ。当然日本の輸入価格は10ドルだ。精製後のシェールガス価格とほとんど変わらない。

アメリカはこんなことばかりして、中東利権の呪縛から逃れられず、親米派(王国と親米軍事政権)以外のイスラム世界を目の敵にし続け、利権と戦争を天秤にかけ続けている。

 

[ 2013年9月12日 ]
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