アイコン イオンFS/台湾子会社で29億円の不正経理、着服2億7千万円

イオンフィナンシャルサービスは9月13日、台湾現地法人の台湾分割払い事業会社と台湾クレジットカード事業会社で、過去に不適切な会計処理が行われていたと発表した。
台湾クレジットカード事業会社では元取締役による現金着服と不正行為が判明した。不正による影響金額は、日本円換算で約29億円、うち現金の着服は約2億7000万円にのぼっている。
7月中旬頃、台湾クレジットカード事業会社で、営業債権残高や貸倒引当金数値に不自然な点が一部、発見された。

台湾クレジットカード事業会社の元社長に確認したところ、台湾事業会社で、過去に不適切な会計処理を行っていた旨の報告があった。

これまでの調査で、元取締役の不適切な会計処理に加え、利息収入の過大計上、営業費用と貸倒引当金の過小計上、未収収益、売掛金の過大計上などの不適切な会計処理が判明。
現金着服は、2002年頃から、不正な会計処理により、台湾事業会社の資金を個人的な株取引や不動産購入などの資金に流用していたと判明した。

今後、第三者委員会を設置し、不適切な会計処理、現金着服の不正行為の全容解明に取り組むとしている。

海外の進出先の資金関係の統括者には、やはり日本人の優秀なスタッフを送り込む必要がある。日本企業でも買収先へ人を送り込むのが当然であるように、それも海外で見えないならば尚更のことである。内外の監査だけではなかなか見つけられない。

[ 2013年9月17日 ]
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