アイコン (株)早野組 現場死亡事故で書類送検

甲府労働基準監督署は25日、昨年8月、山梨県北杜市の建設工事現場の建物の地下で作業していた派遣労働の 38歳の男性が酸素欠乏症で死亡した事故で、工事を行っていた(株)早野組(甲府市東光寺1-4-10)と事故が起きた現場責任者の男性を、安全確保の措 置を怠ったなどとして、労働安全衛生法違反の疑いで書類送検した。
当事故は昨年8月、北杜市の建設工事現場で建物の地下に貯まった水を抜き出すため深さ1メートル40センチほどの穴の中で作業をしていた派遣労働の38歳の男性が酸素欠乏症で倒れ、まもなく死亡したもの。

狭い穴の中での作業は酸素が薄くなる危険性が高く、換気するなどの措置が必要だが、現場ではそうした措置がとられていなかったなどとして甲府労働基準監督署は会社と現場責任者の男性を労働安全衛生法違反の疑いで書類送検した。

早野組は、平成24年5月期の売上高が180億円という建築6割、土木4割の地場大手ゼネコンである。

山梨県内では、本年1月から8月までの労働災害での死亡事故は6人で、昨年の同時期に比べ4人も増え、このうち3分の2が建設現場での事故死だという。

建設現場では、現場監督が作業員に対して、基本に忠実に作業をさせなければ、事故の発生確率が高くなる。同社でも毎年安全大会が行われているはずだが・・・。
現場監督の役割は、現場の作業工程管理と安全管理というのはいうまでもない。

[ 2013年9月26日 ]
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