アイコン 西日本シティ/18年間1億4千万円横領 杜撰な管理体制また露見

西日本シティ銀行は26日、直方支店に勤務していた個人営業担当の女性行員(39)が、過去18年間にわたり顧客の口座から計1億4200万円を着服していたと発表した。

行員は1995年4月~2013年6月、親戚や知人計18人の口座から114回にわたり現金を引き出し着服。いずれも被害者の届け印が押された払戻請求書を使うなどしていた。6月24日、取引を点検した支店長が、顧客から行員の口座に数百万円が振り込まれているのを発見し調査して分かった。行員は発覚直後に入院し、事情が聴けない状況という。同行は刑事告訴する方針という。
以上。

男性行員の場合は、正社員採用で、3年を目処に職場や職種を変更させ、交代要員によるチェック機能が働き、不祥事が発生しないような仕組みにしている。

しかし、女性行員の場合は、自行の正社員は僅か、殆どが銀行系列の派遣会社採用となり、窓口業務のお姉ちゃんたちの殆どは(正社員より)低賃金の派遣社員である。そうしたことから、(不正が発生する配置場所も少ないが)チェック機能が甘く、女性行員による不正や横領は発生しやすくなっている。

ましてや、今回の事件は、内部牽制制度の杜撰さに加え、18年間も見過ごされてきており、18年間も顧客に対して、銀行として直接残高確認を行っていなかったことに起因している。
犯罪者を作らないシステムが同行にはないようだ。またまた、日銀や財務省からお叱りを受けることになる。

同行は、いつもながら、形式的に「内部管理体制の一層の充実、強化に全行を挙げて取り組む」としている。・・・結果はそうとしか受け止めようがない。
 

[ 2013年7月29日 ]
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