アイコン 三井造船/メタンハイドレート掘削へ

三井造船は、天然ガスを含み「燃える氷」と呼ばれるメタンハイドレートを日本近海で探したり掘削したりする事業に乗り出す。今後、海外メーカーや異業種との提携を進める。
同社は、海外での海底油田事業などを合わせ、2016年度の海洋資源開発事業の売上高を、いまの2倍近い2550億円に伸ばす計画。
 三井造船は、試験用の鉱石を採るために7千メートルの深さまで潜ることが出来るロボットを開発。13年3月に世界で初めて、海底地下のメタンハイドレートからガスを掘り出すことに成功した探査船「ちきゅう」の製造にも参加している。

海洋資源開発事業では、資源探査のほか、海底から資源をくみ上げ、洋上の生産施設で石油やガスを生産、貯蔵し、積み出す事業を行っている。
現在は、海底油田がメーンだが、これをメタンハイドレートやレアメタルなど、ほかの資源にも広げていく方針。
 メタンハイドレートは日本近海に膨大な埋蔵量があるとされ、燃料価格の高騰や大量輸入により本格的な採掘が急がれている。(シェールガス生産でも石油や天然ガスの価格は、米国の政策(採掘しているのは主に英米オランダの石油メジャー)により大きく下がることはなく、新興国の経済成長で逆に上昇する可能性が高い)

なお、日本近海のメタンハイドレートの埋蔵量は、天然ガス換算で7.35兆㎥(日本で消費される天然ガスの約96年分)以上と推計されている。
 

[ 2014年2月17日 ]
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