アイコン 2月の中国物価指数2.0%増、景気の冷え込みから伸率下落続く 

中国国家統計局は9日、2月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比2.0%上 昇したと発表した。上昇率は前月の2・5%から低下した。物価動向が落ち着いていることは一般消費者には歓迎されるが、中国当局は本年の物価目標を 3.5%以内に抑えるとしており、大幅に下回る動きに経済の勢いが鈍化しているとの見方が広がる。

住宅価格は、中国主要70都市の不動産価格指数が落ち着いているにもかかわらず2.8%上昇している(当指数の信憑性は細部を見る必要がある)。
 
0310_01.jpg

通信工具=スマホ等通信機器の消費は▲5.8%も下落している(1・2月平均でも▲5.9%下落)。中国移動との販売提携による高級機種iPhone Sが本格販売されている中国市場であるにもかかわらず、販売は、中国メーカー製の低価格品の販売が主流を占めてきているようだ。中国でも首位のシェア23.7%を握るサムスンはシェアも高いが販売量が大きいことから大変だろう。なお、通信機器の物価指数は▲0.4%となっている。

 原文:交通和通信价格同比下降0.4%。其中,通信工具价格下降5.8%,交通工具价格下降1.1%,车用燃料及零配件价格下降0.9%,车辆使用及维修价格上涨1.8%。

  旅行費は相変わらず伸びており、上昇率は7.1%となっている。大型連休の春節が、昨年は2月10日、本年は1月31日からであり、1月は14.9 %も伸びていた。ただ、春節の関係で旅行費の物価指数の伸び率は▲3.7となっている。

[ 2014年3月10日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサード リンク

コメント

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   


PICK UP

↑トップへ

サイト内検索