アイコン 12月までの四半期の設備投資4.0%の伸ぶ 製造業もプラスに

財務相が3日発表した2013年10~12月期の法人企業統計によると、金融・保険業を除く全産業の設備投資は前年同期比4.0%増の9兆4393億円となり、3四半期連続で増加した。
プラス幅は13年7~9月期の1.5%増から拡大し、景気が着実に回復していることを示した。
 内訳は、製造業の設備投資が、輸送用機械や金属製品が増えて0.7%増と5四半期ぶりに増加に転じた。非製造業はサービス業や運輸業で増加し5.7%増だった。

2013年(1~12月)の収益の状況
(1) 売上高(金融業、保険業を除く)売上高は、1,374兆5,105億円で、前年度(1,381兆469億円)を6兆5,364億円下回り、対前年度増加率(以下「増加率」という)は▲0.5%(前年度▲0.3%)となった。
業種別の増加率をみると、製造業では、輸送用機械で増収となったものの、食料品、金属製品、情報通信機械などで減収となったことから、製造業全体では▲3.9%(同▲0.3%)となった。

一方、非製造業では、卸売業、小売業、不動産業などで減収となったものの、建設業、運輸業、郵便業、情報通信業などで増収となったことから、非製造業全体では0.9%(同▲0.4%)とプラスとなった。(公共投資の恩恵大)

資本金階層別の増加率をみると、
10億円以上の階層は▲0.5%(同▲0.8%)とマイナス幅縮小、
1億円~10億円の階層は▲2.8%(同3.5%)とマイナスに反転、
1,000万円~1億円の階層は1.2%(同▲3.8%)とプラスに反転、
1,000万円未満の階層は▲2.7%(同10.4%)とマイナスに転じた。

2013年(1~12月)の設備投資の動向
設備投資(金融業、保険業を除く)設備投資額は、34兆6,431億円であり、前年度(33兆3,165億円)を1兆3,266億円上回り、増加率は4.0%(前年度0.7%)増加した。
業種別の増加率をみると、製造業では、輸送用機械、業務用機械、石油・石炭などで増加したものの、情報通信機械、電気機械、化学などで減少したことから、製造業全体では▲2.2%(同▲0.1%)のマイナス幅が拡大した。ただ、10~12月までの四半期では上述のとおり0.7%ながら5四半期ぶりにプラスに改善されている。

一方、非製造業では、不動産業、運輸業、郵便業、情報通信業などで減少したものの、卸売業、小売業、サービス業、建設業などで増加したことから、非製造業全体では7.1%(同1.1%)と大きく上昇した。
資本金階層別の増加率をみると、
10億円以上の階層は△2.4%(同△4.3%)とマイナス幅縮小、
1億円~10億円の階層は6.1%(同△0.0%)大幅上昇、
1,000万円~1億円の階層は10.3%(同2.0%)と大幅上昇、
1,000万円未満の階層は26.3%(同59.3%)と大幅増が続いている。
外食産業や小売業が改善してきている。
 

[ 2014年3月 3日 ]
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