2月の鉱工業生産指数 前月比▲2.3%減 自動車指数低下
企業の生産活動を示す2月の鉱工業生産指数は、平成22年を100とした指数で101.5となり、前月比▲2.3%低下し、3ヶ月ぶりに前月を下回った。
生 産の低下の要因となった業種は、輸送機械工業、はん用・生産用・業務用機械工業、情報通信機械工業等であった。品目別にみると、普通乗用車、駆動伝導・操 縦装置部品、自動車用エンジンの順に低下している。4月からの増税に対する買い控えから生産調整に入ったものと見られる。
製造工業生産予測調査によると、3月は前月比0.9%の上昇、4月は同▲0.6%の低下を予測している。
3月の上昇は、情報通信機械工業、電気機械工業、その他等によるもの。4月の低下は、情報通信機械工業、その他、化学工業等によるもの。
2月の実現率は▲3.7%、3月の予測修正率は0.4%となった。
情報通信は消費税増税とXPサポートの停止のWショックによる3月までの需要と4月の反動減を予想しているものと見られる。
項目
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季節調整済指数
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原指数
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指数
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前月比(%)
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指数
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前年同月比(%)
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生産
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101.5( 103.9)
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▲ 2.3( 3.8)
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97.5
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6.9
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出荷
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103.9( 105.0)
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▲ 1.0( 5.1)
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97.8
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6.0
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在庫
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103.8( 104.6)
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▲ 0.8(▲ 0.9)
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107.3
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▲ 3.2
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在庫率
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100.6( 98.9)
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1.7(▲ 5.4)
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106.4
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▲ 8.8
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[ 2014年3月31日 ]
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