アイコン 中国経済NOW 中国理財商品はサブプライムローンか リーマン前夜

1、中国国家統計局によると、1~2月の一定規模以上工業企業(国有企業と年間売上高500万元以上の非国有企業)の工業増加額(付加価値額)が前年同月比で8.6%増と、伸び率は2009年4月以来の低水準を記録した。
また、全国固定資産投資の名目成長率は、同17.9%増で、2002年12月以来の低水準となった。
社会消費財小売総額の名目成長率は、同11.8%増、価格要因を除いた実際成長率は10.8%増となり、低下傾向を示している。

2、中国海関(税関)総署によると、中国の輸出は2月、昨年同期比▲20.4%減と大幅に減少した。今年の春節は1月末からとなり、本来2月分を1月末に報告したものと見ている。そのため、   1月は大幅に増加していたとしている。(昨年の春節2月10日)。

なお、1月の輸出は10.6%増だった。貿易額では、欧州連合(EU)間貿易額は同14.6%増、中米間貿易額は同8.8%増、中日間貿易額は同7.8%増だった。

3、中国国家統計局によると、2月の中国の消費者物価指数(CPI)は前年同期比で2.0%上昇し、13ヶ月ぶりの低水準となった。 また、1~2月の平均CPI上昇率は2.2%だった。

4、中国国家統計局中国物流購買連合会によると、2月の非製造業購買担当者景気指数(非製造業PMI)は55.0になり、前月より1.6ポイント上昇、前月比で3ヶ月連続の低下に歯止めをかけた。
2月のサービス業PMIは前月比2.3ポイント上昇の53.8ポイントと活況を呈した。そのうち航空輸送業、郵政業、ネット・ソフト情報技術サービス業、道路輸送業などのPMIは60以上の好景気で推移した。

5、中国国家統計局によると、2月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.2と、前月の50.5から▲0.3ポイント低下、低下傾向が続いている。

6、香港上海銀行(HSBC)によると、2月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)の速報値は48.3で7ヶ月ぶりの低水準となった。中国経済は上半期に下振れリスクに直面すると指摘した。

7、中国国家統計局の「2013年国民経済社会発展統計公報」によると、2013年の中国の全国住民1人当たり可処分所得は、前年比10.9%増の1万8,311元(301,692円/16.476円)で物価上昇要因を除いた実質で8.1%増となった。

8、中国自動車工業協会(中汽協)によると、1~2月の中国の乗用車販売台数は前年同期比11.33%増の315万9,000台。
同期間の中国独自ブランド乗用車の販売台数が121万3,100台で同▲0.99%減、占有率は38.40%となり、前年同期間から▲4.78ポイント減少した。乗用車の61.60%が外資系および輸入車となる。

9、3月7日、太陽光発電場ネル製造の上海超日太陽能科技が社債利息を払えず、中国の債権市場で初のデフォルトを生じさせた。

10、13日、銅が再び下落。中国の弱い経済指標を受け、ロンドン金属取引所(LME)の銅3ヶ月物は1トン=6,415ドルに下落して終了。前日は6,505ドルだった。
原油市場は、北海ブレント先物が中国への懸念を受けて下落、一方、米原油先物は上昇して引けた。
金現物は、中国の指標やウクライナ情勢を受けて6ヶ月ぶりの高値に上昇した

11、2013年の名目国内総生産(GDP)は56.88兆元(同年末の為替レート換算約988兆円)で、日本の倍に達した。

12、李克強首相は13日、全人代閉幕にあたり記者会見し、「厳しい経済環境の中で一部ローンのデフォルト(債務不履行)は避けられない」と述べた。 危機に陥った全ての投資商品=理財商品を救済する考えはないことを示唆した。また、「影の銀行(シャドーバンキング)」の監督を強化する」とも述べている。

順不同、最近の経済情報より

毛沢東

[ 2014年3月17日 ]
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