アイコン 女性スポーツ選手の無月経で骨弱体化骨折 早期治療必要 長期で無月経が戻らないケースも

高校などの10代の女子スポーツ選手の間で、厳しい体重制限などが要因となって生理が止まり、疲労骨折を繰り返すケースが広がっていることが、NHKの調査で分かった。
専門家は「女性ホルモンの不足から起きる問題で、若い女子選手を育成する上で対策が必要だ」と指摘しており、日本産科婦人科学会も近く、実態調査に乗り出す方針。
陸上・長距離や新体操、体操など、厳しい体重制限を行うことがある競技の女子のトップアスリートの間では、生理が止まる「無月経」になる選手が目立ち、その結果、疲労骨折をするケースも起きていることが、国立スポーツ科学センターなどの調査で分かっている。

NHKでは、こうした問題が若い女子選手の間で広がっていないか、陸上、新体操、体操、それに競技人口が多いバレーボールを加えた4つの競技で、大学の上位チームに所属するあわせて62校にアンケート調査を行い、このうち39校・417人の女子選手から回答を得た。

まず、中学や高校など10代の時に3ヶ月以上、生理が止まる「無月経」を経験したことがあるか尋ねたところ、「ある」と答えた選手は45%に上り、その割合は、一般女性の4倍以上となった。
さらに、無月経を経験した選手のうち、その後に疲労骨折をしたのは34%、3人に1人に上っている。

無月経や疲労骨折の発生率については、厳しい体重制限を行うことがある陸上・長距離などと、必ずしも体重制限を求められないバレーボールとの間に、差があることも分かった。
また、無月経と疲労骨折の関係について「知っている」と答えた女子選手は25%、4分の1にとどまり、選手自身の認識が薄いことも分かった。

これについて、国立スポーツ科学センターの能瀬さやか医師は「女性ホルモンの不足から起きるもので、場合によっては選手生命などにも影響する問題だ。指導者や医師が一体となって選手の体調管理を行う仕組みを作るなど、対策が必要だ」と話している。

この問題については、日本産科婦人科学会も、全国の中学生や高校生などさまざまな年齢層の女子選手を対象に、近く実態調査に乗り出す方針。
NHKが調査して初めて動き出す官僚組織の体育関係の協会や学会、体操選手や陸上選手など体重制限で無月経のまま長期間放置すれば、月経そのものが回復せず若くして止まる可能性もあり、早期治療が必要である。

スポーツ選手の無月経者の骨折は、通常女性ホルモンが骨を保護しているものの、無月経で女性ホルモンの生産が損なわれ、老人のように骨粗しょう症の状況に陥り、疲労して骨折、スポーツ自体ができない状況に追い込まれている。決して、根性で誤魔化さず、無月経は治療することだ。
以上参照、NHK

<別の女性についての話・出産事故>
出産事故で赤ちゃんが重い脳性まひになった際の産科医療補償制度で、昨年末までに分析が終わった319件のうち、子宮破裂により脳性まひを引き起こしたと考えられる事例が11件あったことが分かった。
過去に、帝王切開を経験した女性が自然分娩を試みて子宮破裂したケースが目立ち、制度を運営する日本医療機能評価機構は14日、報告書を公表し注意喚起した。
 報告書は子宮破裂の危険因子として
(1)帝王切開による出産歴
(2)子宮を手術した経験がある
(3)陣痛促進剤の使用
などを挙げた。
池ノ上克・再発防止委員長は「危険因子がある妊婦の場合は、慎重な対応が必要だ」としている。
以上、帝王切開暦があれば、2度目は自然分娩を望む人も多く、事故になる可能性を熟知しておくべきだろう。最初から無理せず帝王切開する人も多い。

[ 2014年4月15日 ]
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