アイコン 3月の外食産業市場動向 1.7%増/日本フードサービス協会

<全体概況>
 3月は比較的天候にも恵まれ、2月の大雪によるマイナスから一転、外食売上高は前年同月比1.7%増と前年超えを取り戻した。ファミリーレストラン業態は、引き続き高単価商品などが支持され、客数・客単価・売上ともに好調で、外食全体を牽引した。
一方、業種によって傾向がまちまちとなったファーストフード業態や、金曜日の少ない曜日回りが影響したパブ・居酒屋業態は、客数が前年を下回った。
 また、消費増税前の駆け込み買いでショッピングに出かける人が増えたことで、商業施設に立地する外食店の一部では客足が伸びた。

<業態別概況>
1、ファーストフード業態

 ・全体売上は前年同月比1.8%増となった。
洋風は、キャンペーン等が奏功した店もあったが、各社の集客状況はまちまちで客数は▲6.0%減となった。売上はわずかに前年を下回った。
 和風は、季節メニュー等により引き続きの好調。
麺類は、出店効果等で売上は堅調に推移。
持ち帰り米飯・回転寿司は、店舗数減等を主因に客数が減少し、売上もマイナスとなった。
その他は、「カレー」「アイスクリーム」等でのキャンペーンが好評で、売上は好調に推移した。

2、ファミリーレストラン業態
 ・FR業態は全ての業種で、売上・客単価が前年を上回り、引き続き好調。高付加価値・高単価商品が支持された。
業種別の傾向も同様で、しゃぶしゃぶなどの和風や焼き肉は特に好調に推移した。

3、パブ・居酒屋業態
 ・繁忙日である金曜日・休前日の日数が昨年より少なかったこともあり、3月は客数▲5.4%減、売上▲6.8%減と大幅に前年を下回った。

4、ディナーレストラン業態
 ・高付加価値のメニュー改定が奏功し、客単価上昇につながった店舗もあり、売上は同3.4%増となった。

5、喫茶業態
 ・4月からの春のキャンペーンを前に販促機会が少なかったことや、店舗数減等もあり客数、売上ともに前年を下回った。
4月、消費税増税の影響をどれほど受けるか注視される。

[ 2014年4月28日 ]
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