同社は当期の連結決算について、次のように説明している。　

日本：
当社グループの建設事業の日本における受注高は、723億74百万円(前年同期比19.0％増)。売上高は、754億43百万円(前年同期比16.5％増)となり、売上高の増加及び工事採算の改善などにより、営業利益は１億93百万円(前年同期営業損失▲６億69百万円)となった。

東南アジア：
当社グループの建設事業の東南アジアにおける受注高は、480億11百万円(前年同期比▲7.9％減)。売上高は、526億88百万円(前年同期比4.1％増)となり、売上高増加に伴う売上総利益の増加などにより、営業利益は16億６百万円(前年同期比4.9％増)となった。

今期について：
国内建設市場は、企業業績の改善に伴って設備投資も緩やかな増加基調に転じると期待されるものの、構造的な技能労働者不足や資機材価格の上昇が受注環境や企業業績に悪影響を与える可能性がある。また、当社が進出しているアジア各国では、輸出の減少に伴う設備投資の抑制や各国の建設会社との競合が激化し、受注環境は厳しさを増しているとしている。