アイコン 沖ノ鳥島で転覆した桟橋 錦江湾経由で北九州へ回航

関東地方整備局港湾空港部は、平成26年3月30日に発生した沖ノ鳥島における桟橋本体の引出し作業中の転覆事故について、転覆した桟橋を福岡県北九州市の工場に回航することになったと発表した。
 当桟橋は、転覆により海面下に約45メートルの深さまでレグ(脚)が、吊り下がった状態であるため、鹿児島県錦江湾において、一旦、レグを引き抜き、桟橋を台船に積み込む作業を実施する。

●日程
 5月13日(火)15時頃:現地沖ノ鳥島を出発予定
 5月下旬頃:鹿児島県錦江湾到着予定(気象・海象条件により変動あり)
  ・桟橋のレグ取り外し、上下反転後、台船に搭載予定
  ・原因究明のための調査を併せて実施
  ・作業が終了次第、北九州港の製作工場へ輸送予定
 なお、今回の桟橋の回航に伴い、作業船等全船団が現地から撤収する。
  
当事故は台船から浮き桟橋を移行させるため、浮き桟橋を引っ張った曳航船2隻の引きバランスにより、大きなレグが取り付けられ重心が大幅に上になった浮き桟橋が、ひっくり返り転覆、浮き桟橋上で作業していた人たちの多数が死亡・行方不明者となった作業事故。
 国の専門官は計算上「こうした事故はありえない」と述べていたが、そうした過信が事故に至らしめた。現場慣れした受注マリコンにもいえる。

 

[ 2014年5月15日 ]
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