台湾旅客機 リゾート地の澎湖空港着陸失敗 58人中47人死亡 ATR72型機スペック付
23日夕方、台湾南部の高雄を出発した台湾のトランス アジア航空の旅客機が、離島のリゾート地の澎湖島にある澎湖空港(=馬公空港)の滑走路近くで着陸に失敗。台湾のテレビ局は、この旅客機には乗客・乗員合 わせて58人が乗っていて、47人が死亡、11人がケガをしたと伝えている。着陸に失敗したのはトランスアジア航空222便の双発プロペラ機ATR72型 機。
台湾当局によると、当時台風10号が台湾へ接近中で、澎湖島も大雨が降り視界が悪く、トランスアジア機は、着陸のため空港近くを旋回中に数キロ離れた民家付近に墜落炎上したという。
乗客・乗員計58人のうち、47人の死亡を確認。残る11人は病院で治療を受けている。また、別に、墜落現場付近の住民5人も負傷して病院に運ばれたが、命に別条はないもよう。
台湾中央部の東シナ海側に浮かぶ澎湖群島。澎湖空港は、澎湖本島の南西部に位置する馬公市にあり、約60の島や環礁からなる澎湖群島への主要な玄関口となっている。
澎湖空港(=馬公空港)は軍民共用空港、民間機は国内線だけ就航。滑走路は1本3,000メートル×幅員45メートル(福岡空港の場合:2800m×60m)。澎湖県馬公市の市街地から約10キロ離れている。清朝時代の古跡めぐりや海水浴、マリンスポーツが盛んなリゾート地として台湾では有名な地。
ATR72型機(仏とイタリアの合弁企業ATR社製)、1988年に初飛行、2013年12月時点で678機生産、現在も開発を進化させている。トランスアジアは同型機を10機運航している。
ATR 72-500型機 諸元
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乗員
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2名(パイロット)
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定員
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64-74席
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ペイロード
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7,200 kg (15,873 lb)
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全長
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27.166m (89ft 2in)
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全高
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7.65 m (25 ft 1 in)
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翼幅
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27.050 m(88ft 9in)
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翼面積
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61 m2 (657 ft2)
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空虚重量
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12960 kg (28,550lb)
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運用時重量
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22,670kg (49,978lb)
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最大離陸重量
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22,500 kg (49,978lb)
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動力:
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プラット・アンド・ホイットニー・カナダ PW127F ターボプロップエンジン、 2,475 SHP × 2
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巡航速度
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経済 460 km/h, 最大 526 km/h (248 kts, 284 kts)
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フェリー飛行時航続距離
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3,889 km (2,100 海里)
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航続距離
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2,222 km (1,200 海里)
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実用上昇限度
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7,620 m (25,000 ft)
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最大馬力荷重(プロペラ)
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6.01 kg/kW (9.88 lb/shp)
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台風第10号 (マットゥモ)
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平成26年07月24日06時45分 発表
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<24日06時の実況>
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大きさ
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-
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強さ
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-
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存在地域
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中国華南
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中心位置
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北緯 26度55分(26.9度)
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東経 118度05分(118.1度)
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進行方向、速さ
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北北西 20km/h(10kt)
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中心気圧
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990hPa
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最大風速
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18m/s(35kt)
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最大瞬間風速
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25m/s(50kt)
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15m/s以上の強風域
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東側 500km(270NM)
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西側 330km(180NM)
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