アイコン FIFA カタールゲイト 2022誘致不正疑惑

2010年12月2日、2022年W杯開催地をめぐる投票が行われ、カタールに決定したが、その後不正誘致疑惑=カタールゲイトで揺れている。
モハメド・ビン・ハマムAFC会長(当時、カタール人、FIFA理事、アジアサッカー連盟/FIFA会長選の買収疑惑で2012年12月27日永久活動停止処分をFIFAから受けている)による買収疑惑。

1、500万ドルと天然ガスの供給保証でアフリカの理事たちを買収疑惑、
(カタールへの誘致に元ハマムFIFA理事による買収工作事件)

2、ブラッターFIFA会長および歴代のFIFA会長と欧州サッカー委員会(UEFA)との癒着問題。

3、カタールが財政危機下にあったアルゼンチンサッカー協会に7840万ドルを贈ったとする米ウォール・ストリート・ジャーナル紙の記事
投票前の2010年11月17日ドーハにて開催のブラジル対アルゼンチン戦の誘致費用が700万ドル、スペイン戦の3倍高による招致。

4、2010年1月アンゴラ開催のCAF(アフリカサッカー連盟)総会費用125万ユーロをカタールが全額負担とアフリカ人FIFA理事(4人)との接触。

5、リカルド・ティシェイラ・ブラジルサッカー協会会長(当時。ジョアン・アベランジェFIFA前会長の娘婿)が、2011年11月、ドーハでISE(インターナショナル・スポーツ・イベント、ケイマンのペーパーカンパニー)と結んだ2022年までの親善試合開催権1件あたり1050万ドルでの契約(ティシェイラ会長に対する贈収賄疑惑)。
ISEは遡ること2008年、モハメド・ビン・ハマムAFC会長(アジアサッカー連盟、当時、またFIFA理事)に対し1400万ドル送金。
疑惑の主となったテシェイラブラジル会長は、2012年3月、ブラジル協会会長とFIFA理事、2014年ワールドカップ組織委員長を全部辞任してそそくさとマイアミへ移住している。

6、サルコジフランス大統領(当時)とカタール皇太子タミン・ビン・ハマド・アルタニとミッシェル・プラティニUEFA会長、セバスチャン・バザン・コロニーキャピタル(PSG親会社)代表らがエルゼ宮で極秘会談。
その席で、赤字に悩むPSG(パリサッカークラブ)のカタール資本への売却と、リーグ戦の放映権をアルジャジーラ(カタール政府配下)により新設されたBe In Sportに付与、放映権料として2016年まで毎年1.5億ユーロをフランス・リーグに支払う見返りにプラティニ会長がカタールに投票することなどが決められたという。
以上などが報道されている。
カタールの買収疑惑は、アフリカ各国、アルゼンチン、ブラジル、フランスなどが上げられているが、カタールゲイトは、英サンデータイムズが2010年に報道、その後2013年1月フランス・フットボール誌(FF誌)が報道して注目されることになった。
ジョゼフ・ブラッターFIFA会長は、2012年7月、疑惑調査責任者にマイケル・J・ガルシア倫理委員会の調査局長に任命した。
任命された調査局長のガルシア氏は、アメリカの元連邦検事(金融犯罪と国際テロを主に担当し、インターポールのアメリカ地区副局長)、ガルシア調査局長は、元CIAとFBIのエキスパートたちを右腕にしてすぐに活動を開始した。
2011年FIFA会長選挙の際の、モハメド・ビン・ハマムAFC会長(アジアサッカー連盟、FIFA理事、当時)の不正に関しては証拠調べを終え、現在はカタールの疑惑を、全力を挙げ捜査していると2012年1月段階で報道されていた。
それでも、サッカー界に君臨するスイス人のブラッターFIFA会長(母国語はフランス語、78歳)は、次期会長の座をプラティニUEFA会長(フランス人)にバトンタッチする意向とされる。(但し、故IOCサマランチ会長は81歳まで会長を務めたことから、人の欲はわからない)
所詮、会長職や副会長職も含め、金がモノを言う世界のようだ。

 カタールのハマド首長とブラッターFIFA会長
カタールのハマド首長とブラッターFIFA会長

[ 2014年6月 9日 ]
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