アイコン 最年少市長の美濃加茂市の藤井浩人市長 事前収賄容疑で任意事情聴衆へ 詐欺の水源

最年少市長の美濃加茂市の藤井浩人市長全国最年少市長の岐阜県美濃加茂市の藤井浩人市長(29)が、中学校のプールへの雨水ろ過器導入を巡って便宜を図るよう業者に依頼され、現金を受け取っていた疑いがあるとして、愛知県警捜査2課は近く、任意で事情を聴く方針を固めた。事前収賄容疑とみられる。
 捜査関係者によると、藤井市長は市議時代の2013年春ごろ、名古屋市の経営コンサルタント会社社長(43)=詐欺罪で公判中=から市長当選後に便宜を図る見返りに、現金数十万円を受け取った疑いが持たれている。捜査2課は社長からも事情を聴く。

藤井市長は昨年6月、28歳で市長に当選。市は同7月31日、業者と「自然循環型雨水プラント実証実験」という協定を締結、市内の中学校プールに、ろ過器を設置して水質を調べる実験を行った。
 市は本格導入への検討を始め、入札で納入業者の選定を計画。しかし今年2月、業者が愛知県警に詐欺容疑で摘発され、計画は立ち消えとなったという。
 議会でも「決定過程が不透明」と問題視された。23日の会議では「利益供与があったのではないか」と追及されたが、藤井市長は否定したという。
以上、毎日新聞参照

<藤井浩人市長略歴>
2003年岐阜県立加茂高等学校卒業、
国立名古屋工業大学工学部進学。2007年同大卒
同大学大学院に就学、2009年中退
学習塾を経営(躬行塾塾長)
2010年10月、美濃加茂市議会議員選挙に立候補し、1602票を獲得してトップ当選。
2013年6月、前市長渡辺直由が病気療養専念のために辞職した後に行われた美濃加茂市長選挙に立候補、11,394票を獲得して当選。
全国の市長としては当時28歳の全国最年少で市長の座に就いていた。

<雨水ろ過器導入問題>
焦点の雨水ろ過器の実験は、市長就任の約2ヶ月後には決定されていた。議会にも報告がなかったことから、6月23日の定例議会終了後の会議で、現金授受の疑いが市議から指摘されたが、市長は全面的に否定した。
「業者提案と市の考えがマッチしただけ」
 「えたいの知れない装置をなぜ設置したのか」。今月13日の6月市議会。議員の激しい追及があった。担当部長が答弁に窮し、やじが激しさを増した。藤井市長は腕組みをしたまま動かず、見かねた副市長が「議会終了後に改めて説明したい」と述べて場を収めた。

関係者によると、藤井市長と業者は2013年初めごろ、知人を通じて知り合った。藤井市長は業者の提案を基に市議時代の同年3月の議会で、ろ過器の導入の可能性について質問。同年6月に市長に就任すると、肝煎り事業として計画を推進した。
中学校の体育館の屋根に降った雨を集水してプールにため、ろ過する仕組み。リース料は月6万円
で、業者は「ろ過水をトイレに使えば、下水道代を節約でき、実質的に負担は増えない」と説明したという。
市幹部の間では、費用対効果を疑問視する声が大勢を占めたが同7月末、実験を行う協定が結ば
れた。費用は業者負担で予算措置は必要なく、議会にも報告しなかったという。

疑惑は6月議会で噴出。6月23日、議員報告会で、市側がろ過器導入の経緯を改めて説明したが、
議員は納得しなかった。「利益供与があったのでは」との質問も出たが、藤井市長は「それはない」と否定。「業者提案と市の考えがマッチしただけ」と答えた。
藤井市長は先月23日の毎日新聞の取材に「先進的な取り組みと思い、市長になった後に推し進めた」と答えた。収賄疑惑は「飲食は2回ほど行ったが、全て割り勘だった」と全面否定していた。
以上、毎日新聞報道

<経営コンサル「水源」中林正善社長逮捕事件>
愛知県警は(2014年)3月5日、雨水のろ過装置をめぐる詐欺事件で、経営コンサルタント「水源」(名古屋市北区西味鋺)の社長、中林正善被告(43)=詐欺罪などで起訴=を同容疑で再逮捕した。
捜査2課は、中林容疑者が中小企業向けの信用保証制度を悪用して銀行から融資を受けていたとみている。
逮捕容疑は2012年7月上旬、同市内の銀行支店に「ろ過装置の追加発注を静岡県内の病院から受けた」などと嘘をつき、融資金1100万円をだまし取ったとしている。中林容疑者は容疑を認めているという。
捜査2課によると、中林容疑者は架空の見積書を準備。名古屋市信用保証協会に出向き、信用保証を取り付けるなどして、銀行を信用させていたという。
愛知・岐阜県警によると、中林正善容疑者はパソコンを使って発注書を偽造。融資金はほかの金融機関への返済や生活費に充てていたという。2010年7月ごろから請負契約を結んだと嘘を言い運転資金を申し込む手口で、愛知県の10金融機関から計4億3500万円の融資を受けたとみられる。
以上、毎日新聞・中日新聞参照

 

[ 2014年6月24日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサード リンク

コメント

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   


PICK UP

↑トップへ

サイト内検索