アイコン エミレーツ航空が70機キャンセル スカイマークに違約金請求予のエアバス

アラブ首長国連邦(UAE)のエミレーツ航空[EMIRA.UL]は、欧州エアバスの航空機「A350」70機の発注をすべて取り消した。
エアバスと、エンジンメーカーのロールス・ロイスには予想外の痛手。キャンセルを受けて、「A350」の全体の受注数は10%程度減る。「A350」は米ボーイングの787ドリームライナーの対抗機種であり、約6ヶ月後の運用開始が見込まれている。
エミレーツは2007年、「A350─900」50機と「A350─1000」20機を発注。当時の表示価格で計160億ドル、現在の価格では約220億ドル。2019年に引き渡し開始の予定だった。
エミレーツは、発注取り消しについて「2007年の『A350』70機の契約は失効した。航空機ニーズを見直している」と説明した。
一方のエアバスは「A350プログラムには強い自信を持っている。受注は今年拡大すると見込んでいる」とする内容の声明を発表したという。
 以上。

スカイマークは運賃競争と燃料高に悩まされ、納期予定を先延ばしの要請をエアバスに行ったところ、法外な違約金と会社そのものを売却するように命令された。欧州人の驕り昂ぶりを象徴したものだが、実際、スカイマークが法外な違約金を請求された場合、新興勢力のLCCは、総じて早期キャンセルや新規契約をためらうことになろう。当然、同社は、大金持ちの産油国を代表するエミレーツ航空(ドバイ)に対して、法外なキャンセル料など求めることはしないと思われる。

飛行機関連では、政府の特別機の運用が全日空で決定した。当然、民主党と稲盛さんの手垢が付いた日航を毛嫌ったもので自民党政権の規定の路線だ。羽田発着枠の圧倒的なANAへの提供に加え、徹底して日航を嫌っている。政治はいろいろ汚すぎる。これでは日航もわざわざ政治絡みの不採算路線への再度の投入も引けてしまおう。まるで、中国政府のようだ。
 

[ 2014年8月 5日 ]
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