アイコン エボラ出血熱 死者932人に拡大/WHO

世界保健機関(WHO)は6日、象牙海岸の西アフリカ3ヶ国で猛威を振るうエボラ出血熱について、感染が確認または疑われる死者が4日までにリベリアなど4ヶ国で計932人に上ったと発表した。死者は今月2~4日の3日間に45人増えた。
サウジアラビア保健省は6日、エボラ熱への感染が疑われていた40代のサウジ人男性が西部ジッダの病院で同日死亡したと発表した。中東での死者は初めてとみられる。

 アメリカでは、西アフリカで感染した医師(2日)と宣教師(5日)が、アトランタの隔離された大学病院施設に運び込まれ、米国のマップ・バイオファーマ シューティカル社の「ZMAPP」というサルでしか試験されていない薬剤を使用し、病状が安定していると伝えられている。

また、西アフリカに滞在したことのあるアメリカ人が帰国後、エボラ出欠熱に似たような症状で発病し、NYの病院に隔離されている(エボラウイルス感染かは検査中)。
WHOは6日、エボラ熱に関する専門家による緊急委員会をジュネーブで開催。7日までの予定で、感染状況が「国際的な公衆衛生上の緊急事態」に該当するかどうか判断するという。
 
エボラウイルス数個で感染するというから恐ろしいウイルスだ。空気感染しないが、接触やつば等では感染する。治療方法はいまだ確立していない。これまでは、50%から90%と致死率が高く、大きな流行にはならなかったが、今回は、アフリカでも人口が多い西アフリカで発生、3ヶ国を行き交う人たちも多く、現地では、死者を川で洗う風習もあり、病院や医師を信用していない現地人も多く、感染拡大に至っているとされている。

また、治療に当たり感染した医師から、その医師を治療した医師などに感染した例も多く見られている。

日本-アフリカ間の直行便はないが、契約している継続便があり、国際便の各空港の防疫体制は厳重を要する(本年10月からエチオピア航空が同国と成田間を飛ばす、日本とエジプト間は政情不安のため運休中)。
 

[ 2014年8月 7日 ]
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