アイコン イラン/ロシアに原発8基発注へ 露・欧米との対立利用

ウクライナ問題は、プーチンが動けないソチオリンピック開催中にクーデターを起こし 今日があるが、仕掛けたのは米国CIAであることは疑いの余地がない。しかし、肝心のウクライナは、ソチオリンピックが終わるや否や、露はクリミア半島を 占領、ウクライナ東部は民族問題に発展、欧米が描いた餅にはならならず、今では露と欧米は激しく対立している。クーデター当時、暫定政権の要請を受けた形 でNOTO軍がウクライナに進駐していれば、ここまで問題がこじれなかっただろう。

ロシアの反撃に対し、欧米は軟弱な経済制裁で対抗、やっと回復するやに見えた欧州経済は、ロシアの逆制裁もあり、急激に回復の目が途絶えてしまった。

ロシアは、自国経済重視のオバマが中国の防空識別圏設定を黙認、9段線問題でもモタモタしている間に、中国と長期にわたる天然ガス供給契約を締結、欧州とのパイプラインをいつでも止めますよ。と圧力をかけている。オバマは、中国とロシアが再度蜜月時代を構築することに成功させてしまった。

そうした中、ロシアは、イスラエルの代理人であるアメリカが核開発の危険があるとして敵国視しながらイスラム国対策では手を結んでいるイランから原発を受注した。
イランは今後原発を20基造る計画であり、欧米はロシアやイランに対し、このままの政治政策ならば、イランが巨大な原爆でも造りかねない状況に至っている。(中国が北朝鮮の核問題を抱え、ロシアがイランの核問題を抱えることになる)

元々はシリア制裁でのオバマの中途半端な介入が原因で、シリアは内戦状態、イラクは中部をイスラム国に乗っ取られ、ウクライナも中途半端、オバマはなすことなすこと素人政治を行っている。欧米は、中近東・北アフリカで、アラブの春を吹かせたが、吹いた国ではどの国も春どころか砂嵐が吹き続け、殺戮が繰り返されている。アラブの春ではすでに何百万人も死亡しているのが現実だ。
中国やロシア・アラブの現実は、ハゲタカ経済の新自由主義が背景にあることも忘れてはなるまい。

<ロシア・イランから原発8基受注へ>
イランとロシアは11日、イランの原発にロシア製原子炉8基を建設することで合意した。このうち、南部ブシェール原発に建設する2基は同日、契約書に調印した。
 ロシア国営原子力企業ロスアトムの発表によると、ブシェール原発で4基、ほかに4基の原子炉を建設する。原子炉の燃料はロシアが供給し、使用済み核燃料を再処理する。双方はイランでの核燃料棒の材料生産を検討することも確認した。
 イランの核開発を巡っては、米英ロなど6カ国とイランが24日までの最終合意を目指し協議を重ねている。焦点のウラン濃縮についてイランは発電など平和利用目的だと主張するが、米欧は核兵器への転用を懸念。核開発計画の縮小をイランに求めている。
 核問題で米欧の経済制裁を受けるイランは石油・天然ガス依存からの脱却を急いでおり、将来は原発を20基まで増やす計画だ。核協議の合意期限の直前にロシアが結んだ合意は、米国主導でイランと駆け引きを演じる6カ国側の足並みを乱す可能性もある。
 一方、ロシアはウクライナ情勢を巡り米欧と激しく対立。米欧が経済制裁で締め付けを強めるなか、イラン産原油を購入しロシア製品を輸出する基本合意を8月に結ぶなど、イランに接近する構えを示していた。

 

[ 2014年11月12日 ]
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