アイコン 原油63ドル台まで下落 それでも電気料金上げますか

8日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場が大幅に3日続落した。
WTIの期近である2015年1月物は前週末比2.79ドル安の1バレル63.05ドルで終えた。一時は62.78ドルまで下げ、期近物としてはリーマンショック後の09年7月30日以来約5年4ヶ月ぶりの安値を付けた。
世界的な景気減速懸念を背景に、原油には需給の緩みを意識した売りが膨らんだ。

8日発表された日本の7~9月期の国内総生産(GDP)改定値が速報段階から下方修正、
中国では11月の貿易統計で輸出入金額の伸びが市場予想を下回った。
欧州では10月のドイツの鉱工業生産指数が市場予想ほど伸びなかった。
ことなどあって、世界景気の減速が改めて意識され、石油輸出国機構(OPEC)の減産見送りなどからダブツキ供給過多となっている原油に対しては、今後の需要が一段と落ち込むとの思惑から先物の売りが加速した。
以上、

大量消費のアメリカでは、自国産原油とシェールガスおよびシェールオイルで需要は満たされていることから、欧中日の需要にかかっている。その3大市場が沈没しており、原油の需給関係が崩れ、大幅に値下がりしているもの。
当然、原油価格に連動しLNGも大幅に下落している。

こうした中、来年から、日本の電力会社は電気料金を上げるという。いくら円安でも、ドルベースの下落幅の半分以上は下がっている。
円  :105円⇒120円・・・14.2%増
原油:100ドル⇒65ドル・・35%下落 
計算上は円安下の日本でも原油価格は▲20%下落していることになる。基点は6月価格だ。

[ 2014年12月 9日 ]
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