アイコン 高砂熱学工業 北陸新幹線談合の判決受け 副社長が引責で代表権返上

高砂熱学工業および同社元従業員は、北陸新幹線の設備工事の入札に係る独占禁 止法違反の容疑(以下「本件」、官庁の鉄道運輸機構と癒着による一連の談合事件)により、本年3月4日に東京地方検察庁から起訴されていたが、12日、東 京地方裁判所において、同社に対し罰金1億6千万円および同社元従業員に対する懲役刑(執行猶予付き)の判決(以下「本判決」)を受けた。

当判決を受け、同社は、営業部門を統括する川田信雄代表取締役(副社長)から、代表取締役の辞職の申し出があり、これを受理した。
本件に関し、同社は、本年9月19 日付プレスリリース「独占禁止法違反に関する再発防止策について」記載のとおり、同社から独立した有識者・専門家から構成される「社外調査委員会」から受領した提言書の内容を反映した再発防止策を実施していくこと、また、経営の強い決意として「談合決別宣言」を行うことを、取締役会において決議し公表している。
同社は、役職員一同、法令遵守のなお一層の徹底に取り組み、早期の信頼回復に最善を尽くすとしている。
なお、本判決の業績に与える影響については、平成26 年3月期決算および平成27年3期第2四半期決算において独占禁止法関連損失引当金を計上している。
川田信夫氏は代表取締役をはずし、また営業統括もはずし、今後は取締役副社長、西日本事業本部長として担当業務の管理監督を行う、営業統括を除けば、これまでと一緒。
以上。

参考:談合事件
北陸新幹線官製談合事件 鉄道運輸機構の設備部長を起訴 高砂・ダイダン・新日本・三建・朝日・大気・東洋熱・三晃の担当を起訴/東京特捜

[ 2014年11月13日 ]
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