アイコン オバマ米大統領/不法移民者500万人救済で権限行使へ  共和党議会と対立激化か

オバマ米大統領は20日、国民向けに演説し、議会の承認を必要 としない大統領権限を行使して移民制度改革に乗り出す方針を表明した。約1100万人の不法移民のうち、一定の条件を満たす者に米国滞在を許容する救済措 置。同時にこれ以上の不法移民流入を防ぐため、メキシコとの国境警備を強化する。
 大統領は破綻した移民制度を「より公正な制度にする」と宣言。対象者は約500万人に上り、重大な制度変更となる。
 不法移民の「恩赦」につながると批判し、大統領の一方的な行動をけん制してきた共和党は強く反発。来年1月発足の新議会で対抗措置を取る考えを示した。
 以上、

オバマ大統領は、大統領権限を行使する動きとなっている。経済を立て直した功労はあろうが、特に大きな政策を打ち出したわけでもなく、歴史に刻まれることはない。しかし、不法移民者を救済すれば、歴史に名を残すことになる。そうした名誉も欲しいのだろう。
不法移民数は1千1百万人と掲載されているが、実際には2千万人以上といわれ定かではない。
オバマ大統領が不法移民を救済するのは子供が対象とされ、中米ではそれを見込み、今でも大量に子供を送り込んでいる報道もなされている。
オバマは、大統領再選の選挙前に、ヒスパニックや韓国の不法移民者と対話したりしており、単なるヒスパニック系や韓国系住民からの票稼ぎと冷ややかな目でも見られている。こうした動きも、共和党から嫌われていた。
長年居住している不法移民は救済すべきだろうが、アメリカ社会は、こうした不法移民の超低コストな賃金による3K労働により成立しているのも事実となっている。

アメリカの民族構成と増加率  単位:百万人
区分
2010
2000
増減
人口
割合
人口
割合
人口
増加率
全米人口
308.7
100.0%
281.4
100%
27.0
9.70%
ヒスパニック系
50.5
16.30%
35.3
12.50%
15.2
43.00%
非ヒスパニック
白人
196.8
63.70%
194.6
69.10%
2.3
1.20%
非白人
合計
61.5
20.00%
51.6
18.40%
9.9
3.70%
黒人
37.7
12.20%
33.9
12.00%
3.8
11.20%
アジア系
14.5
4.70%
10.1
3.60%
4.4
43.60%
アメリカ先住民
2.2
0.70%
2.1
0.70%
0.1
4.80%
ハワイ、大洋州
0.5
0.20%
0.4
0.10%
0.1
37.10%
その他
0.6
0.20%
0.5
0.20%
0.1
27.70%
混血
6.0
1.90%
4.6
1.60%
1.4
30.40%
 
 
[ 2014年11月21日 ]
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