アイコン 阿蘇山小爆発 噴煙高さ1500メートル マグマ噴火確認 これまでの経過

<阿蘇山小規模爆発の経過>
1、阿蘇山は2012年12月15日から火山性微動(孤立型微動)が増加しだした。ただ、噴火警戒レベル1のまま。

2、2013年9月26日には、火山性地震の増加により、噴火警戒レベル2に格上げ、火口周辺規制が敷かれた。

3、平成26年1月13日12時15分頃、中岳第一火口でごく小規模な噴火が発生し、灰白色の噴煙は火口縁上600mまで上がり南に流れた。阿蘇山で噴火が発生したのは2011年6月9日以来となる。

 この間、小規模噴火を繰り返していた。

4、平成26年10月24日から10月27日15時
 阿蘇山の遠望観測では、白色噴煙が火口縁上1000mまで上がった。

5、平成26年11月21日から11月25日15時現在
 阿蘇山では、やや活発な火山活動が続いている。
 中岳第一火口では、25日10時11分に、阿蘇火山博物館設置の火口カメラで、灰白色の噴煙が火口縁上500mまで上がり、噴火が発生していることを確認した。

6、平成26年11月26日から11月27日15時現在、阿蘇山では、活発な噴火活動が続いている。
 中岳第一火口では、25日の噴火の発生以降、連続的に噴火が発生し、灰
白色の噴煙が火口縁上1500メートルまで上がり、27日15時現在も継続している。
 11月27日の現地調査では、中岳第一火口の南側で、火山灰が約7センチ堆積し、こぶし大のスコリア(火山砕屑物=マグマの溶岩が固まった屑)が飛散していることを確認している。
以上、阿蘇山の爆発経過

以下27日の報道
熊本県の阿蘇山では27日、噴煙の高さが一時、火口から約1500メートルに達し、風下側では火山灰が降っている。
火口の近くでは溶岩が固まってできた噴出物も見つかり、気象台は「マグマ噴火」が起きているとみて、引き続き活動を注意深く監視している。
福岡管区気象台によると、阿蘇山の中岳第一火口では27日も噴火が続き、午前11時半すぎには噴煙の高さが一時、火口からおよそ1500メートルに達した。
 高さ1500メートルに達する噴煙が確認されたのは、19年前の平成7年2月以来だという。
 噴煙は午後になって高さ700メートルほどで推移しているという。

噴煙の風下側では火山灰が降り、27日は熊本市内など、火口の西側の広い範囲で火山灰が確認されました。
27日実施した現地調査では、中岳第一火口の南側で、火山灰が約7センチ
メートル堆積し、こぶし大のスコリアが飛散していることを確認した。
このため、気象台は地下のマグマが上昇して「マグマ噴火」が起きていると考えられるとしている。
火山性地震や火口直下で起きる孤立型微動は多い状態が続いているとみられ、山が膨らむ傾向を示す僅かな地殻変動も続いている。
気象台は、噴火警戒レベルは火口周辺の規制を示す「2」のままとして、火口から1キロの範囲では大きな噴石が飛ぶおそれがあるため、立ち入らないよう呼びかけるとともに、引き続き活動を注意深く監視している。

阿蘇山
火山カメラ画像 2014年11月28日1時59分25秒時点の映像
 

[ 2014年11月28日 ]
スポンサード リンク

 

コメントをどうぞ

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   


PICK UP

↑トップへ

サイト内検索