物価にもWインパクト 17ヶ月連続上昇の消費者物価指数
金持ちの投資市場は、日銀と追加巨額垂れ流し政策による円安と年金資金の株市場巨額投入決定により、大幅だかとなったが、一方、庶民の暮らしである消費者物価は、増税と円安により物価が高騰し続けている。
10月の全国の消費者物価指数は、生鮮食品を除いた指数が前年同月比2.9%上回り、17ヶ月連続の上昇となった。
総 務省の発表によると、モノやサービスの値動きを示す10月の全国の消費者物価指数は、天候による変動の大きい生鮮食品を除いて、平成22年を100とした 指数で103.6となり、前年同月を2.9%上回り、17ヶ月連続の上昇となった。ただ上昇幅は、電気代などが値下がりしている影響で、9月と比べて ▲0.1ポイント縮小した。
日銀の試算では、消費税率の引き上げで、全国の消費者物価指数は2%程度、押し上げられるとされ、今回これをあてはめた場合、増税分を除いた上昇率は0.9%程度と見られ、今年4月の消費増税以降では初めて1%を下回った。
一方、全国の先行指標ともされる11月の東京都区部での消費者物価指数の速報値は、生鮮食品を除いた指数が前年同月を2.4%上回って、19ヶ月連続の上昇となっている。
総務省は「消費者物価指数は、当面、今の水準が続くと見られるが、日銀が先月行った追加の金融緩和策の効果が今後、出てくると見られる」と話している。
以上、
日銀の垂れ流し資金は不動産と投資市場および海外への工場投資などに流れ、国内民間の設備投資などには流れていない。総務省の判断は安直だ。しかし、デフレ脱却・物価高を標榜する政権にとって、嬉しい限りだろう。
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年平均(前年比 %)
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月次(前年同月比 %)
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2011年
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12年
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13年
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7月
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8月
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9月
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10月
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総合
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-0.3
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0.0
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0.4
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3.4
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3.3
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3.2
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2.9
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生鮮食品を除く総合
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-0.3
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-0.1
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0.4
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3.3
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3.1
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3.0
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2.9
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食料及びエネルギーを除く総合
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-1.0
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-0.6
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-0.2
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2.3
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2.3
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2.3
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2.2
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