アイコン 振込詐欺被害額10月で450億円 今年500億円超も

警察庁は2日、「振り込め詐欺」の被害額が、過去最悪のペースで増え続けていて、今年10月末までに450億円を超えたと公表した。
警察では、被害に歯止めがかからず、1年間の被害総額が初めて500億円を超えるおそれがあるとして取締りを強化している。
今年に入って10月末までの「振り込め詐欺」の被害は全国で1万749件、被害額は453億2085万円に達しているという。
年間の被害額が、過去最悪の489億円だった前年同時期よりも67億円余り上回っていて、このまま増加が続けば、1年間の被害額が初めて500億円を超えるおそれがあるとしている。

<オレオレ詐欺と架空請求詐欺>
このうち、息子などになりすます「オレオレ詐欺」の被害は141億円と最も多く、次いで、身に覚えのない有料サイトの利用料金などの支払いを求める「架空請求詐欺」は、129億円余りと昨年の2.7倍に急増している。
手口では、レターパックや宅配便で現金を送らせる手口の被害が168億円と昨年の1.7倍に増えている。
被害額は、東京が65億円と最も多く、神奈川が46億円、千葉が41億円、埼玉が35億円などとなっている。
例年、年末にかけて被害が増える傾向にあり、警察は取締りを一層強化するとともに、金融機関や宅配業者などにも働きかけて被害防止に取り組むことにしている。
以上、

裏を返せば、騙される高齢者に多くのお金を持たせること自体が問題、一定以上の資金は預金し、その通帳をしっかりした弁護士(最近の弁護士はタチが悪いのが多い)に管理させた方が賢明だろう(印鑑だけを高齢者が持つ)。また、小額が入った通帳だけを自己管理させ、印鑑が異なる高額通帳と印鑑は弁護士に預ける方法もある。多くの額を引き出すには弁護士の関門があり、弁護士は詐欺を見抜くことができよう。
アメリカでは資産管理の弁護士など多いが、日本では未成熟市場だ。

 詐欺する者たちは、詳細なマニュアルを持ち、何人とも組み役回りを分担して実行していることから、無防備な人はすぐ信じてしまう。こうした輩は、詐欺に一度会った人たちなどの名簿を所有している。詐欺を再度受ける人たちは、ほとぼりも冷め、元のように無警戒になっていることがあげられる。人の性格を突く巧みな詐欺でもある。
 まずは疑い、知らない人とは話ししないことであるが、詐欺を受ける人たちは、話し相手も少なくなり、甘い言葉についつい世間話までしてしまい、相手の術中に引きずり込まれていく。

今年8月、埼玉県春日部市の21歳の詐欺師が、愛知県瀬戸市の87歳の男性の自宅に、実在する大手食品会社の社員をかたって、電話をかけ、架空の債権の購入を持ちかけて、現金750万円をだまし取ったとして詐欺の疑いで愛知県警に逮捕された。
 別の詐欺事件で逮捕された男の供述などから、男性の自宅に、現金を受け取りに来ていた疑いのあることが分かったという。
被害者の男性は、この直前にも、自宅に訪れた別の男に250万円を手渡してだまし取られているということで、警察は、ほかにも事件に関わった人物がいるとみて調べているという(11月2日のニュース)。
 

[ 2014年12月 3日 ]
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