アイコン 文明の利器IP電話が仇に 停電で連絡取れず 徳島770人孤立

四国でこんなに雪が積もったことがあるだろうか、まだ12月初めというのに・・・。
大雪の影響で徳島県では、三好市とつるぎ町、それに東みよし町で合わせて402世帯、770人が孤立した状態が続いていて、一部の住民とは連絡が取れていないという。
市と町は、孤立状態から4日目となる8日も、復旧作業を進めるとともに住民の状況の確認を急いでいる。
徳島県では、今月5日の昼ごろから雪による倒木で道路が通行できなくなるなどして孤立状態となる地区があり、7日夜の時点では、三好市、つるぎ町、東みよし町の合わせて402世帯、770人が孤立状態となっている。

このうち、三好市では、井川町井内東、井川町井内西、池田町漆川など9つの地区で道路が倒木などで塞がれ、車が通行できなくなっているため、299世帯、541人が孤立した状態になっている。このうち21世帯とは連絡が取れていないという。
また、つるぎ町では、半田八千代地区の85世帯、203人が孤立していて、このうち9世帯、14人と連絡が取れていないという。
さらに、東みよし町では18世帯、26人が孤立状態になっているほか、すでに孤立が解消した地区の1人と連絡が取れていないという。

孤立状態にある多くの住民の安否が確認できない原因は、ほぼすべての家庭の固定電話がインターネットを使うIP電話になっているためだという。
徳島県では、平成14年から県内各地に光ファイバー網を整備していて、光ファイバーによるインターネットを使うIP電話が普及している。
しかし、IP電話は一般的な固定電話とは違い、停電すると通話が出来なくなることから、孤立状態で停電が続く2つの町では、多くの住民と連絡がとれず、安否が確認できない状態が続いているという。
やはり、非常用の携帯電話が必要だったようだ。
 

[ 2014年12月 8日 ]
スポンサード リンク

 

コメントをどうぞ

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   


PICK UP

↑トップへ

サイト内検索