アイコン 中国のエボラ治療薬提訴へ 富士フイルムが中国製薬会社大手「四環医薬」を 他にも製造?

中国共産党系新聞社が当初報道したのは今年の9月1日。内容は、中国軍が開発したエボラ治療薬で、すでに中国軍が西アフリカに派遣され、投与治療に当たっていると伝え、当薬は、中国政府当局は承認されていないが、中国軍でのみ非常時に使用できる医薬品として中国軍が承認していると報じていた。
特許を保有する富士フイルムホールディングス(HD)は、エボラ出血熱の治療薬として世界的に注目されている「アビガン薬」の模造薬を中国企業が生産しているとして、中国政府に調査を求めた。
特許被害が確認されれば、製造差し止めを求めて中国企業を提訴するという。
富士フイルムグループの富山化学工業が開発したこの薬は「アビガン錠(一般名ファビピラビル)」。」アビガン錠」の模造薬を作っているのは、中国の医薬品大手「四環医薬」。
世界保健機関(WHO)の担当者が「中国で開発された薬は、ファビピラビルと成分が同じだ」と指摘している。
富士フイルムは、2004年から13年にかけて、中国でアビガンの関連特許を取得しており、同じ成分の医薬品を勝手に製造することは禁じられている。
以上、

中国の医薬品大手がこれでは・・・、国際ルールなどお構いなしの大も小も守銭奴だらけのようだ。
中国当局は、意識的に調査報告を長時間かけることも予想される。もしも調査報告が早ければ、中国政府の反日姿勢が和らいでいる証拠にもなる。
中国で特許取得時に、すべての成分が申請書に掲載されており、「四環医薬」はいとも簡単に製造していることになる。
「アビガン薬」は、もともと高病原性鳥インフルエンザウイルス対策薬として開発されており、高病原性鳥インフルエンザウイルスがしょっちゅう発生する中国では、既に高病原性鳥インフルエンザウイルス治療薬として使用されている可能性が高い。
 
中国当局は、中国製危険ドラッグと一緒で、アビガン錠の成分にメリケン粉でも入れ、アビガン錠と成分が異なると言い張る可能性もある。
また、中国製エボラ薬は、下記のとおり、「jk-05」の医薬品名で、中国軍事医学科学院の微生物流行病研究所が5年かけて開発したと掲載している。・・・富士フイルムが提訴する予定の医薬品会社「四環医薬」とは異なる。
中国では、あちこちの製薬会社が、アビガン錠の特許申請書を閲覧して、高病原性鳥インフルエンザ治療薬として製造している可能性もある。
ブルームバーグが8月7日、米のFDAやWHOが、アビガン錠がエボラ治療薬としても効能があるのではと発表したことから、急遽中国でアビガン錠の模造品をエボラ薬に効能があるとして、人民日報(人民網)が9月1日発表したのだろう。
富士フイルムとしては、既に中国市場で膨大な潜在利益を逸した可能性もある。
 
レコードチャイ 2014年9月3日13時13分配信
中国初のエボラ治療薬、審査に合格=ウイルスの活性を抑える働き―中国メディア
2014年9月1日、中国軍事医学科学院が発表した情報によると、同科学院の微生物流行病研究所がエボラウイルス対策として5年をかけて開発した薬品「jk-05」が、このほど中国人民解放軍総後勤部衛生部の専門家の審査に合格し、軍隊特需薬品として認められた。同薬品は、このほど量産化の許可を得たエボラウイルス検査試薬などの科学研究成果と共に、中国の感染予防に重要な技術的手段を提供した。人民日報海外版が伝えた。
 同薬品は小分子化学薬品で、エボラウイルスのRNAポリメラーゼをコントロールし、ウイルスの複製を防ぐ。同薬品は細胞・動物レベルの感染実験の中で、エボラウイルスの活性を抑える働きを示した。(提供/人民網日本語版・翻訳・・・)
 
 
また、レコードチャイナ 2014年8月26日 20時37分配信した記事
中国の研究所、エボラウイルス用消毒液を開発―中国紙
2014年8月26日、科技日報によると、軍事医学科学院は23日、同院の疾病予防コントロール所の専門家がエボラウイルスに特化した消毒液とハンドソープの開発に成功したと発表した。中国の各口岸(出入国管理所)で働く職員の感染を予防するため、中国国家質量監督検験検疫総局に500本を寄贈した。
エボラウイルスは患者の血液・体液・排泄物などとの接触、汚染された未消毒の注射器や針などにより伝染する。同研究所の専門家はエボラウイルスがエンベロープを持つウイルスで化学薬品に敏感であるという特徴を利用し、消毒液やハンドソープなどの消毒薬を急ピッチで開発した。
実験結果によると、消毒液の1分間の作用により、エンベロープを持たない代表的なウイルスであるポリオウイルス、EV71ウイルス、およびエンベロープウイルスに対する平均殺菌率が99.99%以上に達する。
ハンドソープの2分間の作用により、これらのウイルスに対する平均殺菌率が90%以上に達する。エンベロープを持たないウイルスの消毒剤に対する抵抗力はエンベロープウイルスを上回るため、これらの薬品はエボラウイルスに対しても同じく殺菌効果を持つ。
  同研究所の専門家は、「これらの化学消毒薬は、ウイルス伝染ルートを断ち切り、感染しやすい人を守る重要な予防策になる。現場のウイルスの処理者、医療スタッフ、感染地域の感染しやすい患者の手および皮膚の消毒に適している。また当方はうがい薬、殺菌効果のあるウェットティッシュなどの開発に取り組んでおり、感染予防の選択肢を増やしている」と語った。(提供/人民網日本語版・翻訳・・・)
以上、この消毒薬の中にアビガン薬成分が入っている可能性もある。
 
報告されたエボラ出血熱ウイルス感染者数と 死者数
(2014年12月6日現在)WHO基準
 
感染者数
うち死者数
死亡率
シエラレオネ
7,798
1,742
22.3%
リベリア
7,719
3,177
41.2%
ギニア
2,283
1,412
61.8%
ナイジェリア
20
8
終息宣言
セネガル
1
0
終息宣言
マリ
8
6
 
アメリカ
4
1
 
スペイン
1
1
 
調整
 
-1
 
現地での対策効果もあり、感染者数や死亡者数の増加率は大幅に減じている。
[ 2014年12月11日 ]
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