アイコン 10月の機械受注 前月比▲6.4%減 ただ3ヶ月平均ではプラス

内閣府が11日発表した機械受注(船舶・電力を除く民需)は、10月単月では、前月比▲6.4%減と5ヶ月ぶりのマイナスになった。
機械受注は、毎月の変動が大きく、ならした各月の足元3ヶ月間の平均値を比べてみると、前月比0.2%増と3ヶ月続けて増え、緩やかな持ち直し傾向が続いた。

民需の前月比▲7.9%減は大きいが、9月の19.2%増の反動と見られる。
機械受注は、実際の設備投資に3~6ヶ月程度先行するとされる。
7~9月の実質国内総生産(GDP)では、設備投資は前期比▲0.4%減と2四半期続けて減少したが、同期間の機械受注は5.6%増と2四半期ぶりのプラスに転じていた。
毎月の変動が大きいため、基調を見る際には各月の足元3ヶ月間の平均値を比べることが多い。
消費や輸出が伸び悩めば、企業が生産を増やす動きも抑えられる。足元で悪化している消費者心理が企業の投資意欲を冷え込ませることもある。

機械受注総額の動向をみると、26年9月前月比8.0%増の後、10月は同▲2.9%減の2兆2,563億円となった。
需要者別にみると、
民需は前月比▲7.9%減の9,532億円、
官公需は同4.8%増の2,688億円、
外需は同▲4.6%減の9,109億円、
代理店は同6.1%増の1,117億円となった。
民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の動向を見ると、26年9月前月比2.9%増の後、10月は同▲6.4%減の7,780億円となった。
このうち、製造業は同▲5.5%減の3,438億円、非製造業(除く船舶・電力)は同▲7.5%減の4,426億円となった。


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[ 2014年12月12日 ]
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