アイコン 11月の鉱工業生産指数 ▲0.6%減  

経済産業省が26日発表した11月の鉱工業生産指数は、平成22年を100とした指数で97.8となり、前月比▲0.6%低下し、3ヶ月ぶりに前月を下回った。
これは、半導体製造装置など海外向けの大型設備の受注が短期的にずれ込んだ影響で生産が落ち込んだこと、国内のメガソーラー関連の生産が減少したことなどによるもの。

また、15業種のうち8業種で前月を下回り、経済産業省は「一進一退にある」という生産活動のこれまでの基調判断を3ヶ月連続で維持した。

一方、今後の生産の見通しでは、企業向けのパソコンの生産拡大が見込めることなどから、今月の指数は前月と比べて3.2%上昇すると予測している。

一方、今後の生産の見通しでは、企業向けのパソコンの生産拡大が見込めることなどから、今月の指数は前月と比べて3.2%上昇すると予測している。

経産省は、消費増税の影響で軽自動車などの販売が振るわず、生産調整で在庫を減らしている。年明け以降の新車投入で生産が伸びていくかどうか注視する必要があるとしている。

<11月の生産・出荷・在庫動向>
<生産>

生産は、前月比▲0.6%の低下であった。
業種別にみると、はん用・生産用・業務用機械工業、電気機械工業、金属製品工業等が低下し、電子部品・デバイス工業、輸送機械工業、窯業・土石製品工業等が上昇した。

<出荷>
出荷は、前月比▲1.4%の低下であった。
業種別にみると、はん用・生産用・業務用機械工業、電気機械工業、情報通信機械工業等が低下し、石油・石炭製品工業、輸送機械工業、鉄鋼業等が上昇した。

<在庫>
在庫は、前月比1.0%の上昇であった。
業種別にみると、鉄鋼業、非鉄金属工業、電子部品・デバイス工業等が上昇し、輸送機械工業、はん用・生産用・業務用機械工業、繊維工業等が低下した。

<製造工業生産予測>
製造工業生産予測調査によると、12月は前月比3.2%の上昇、1月は同5.7%の上昇であった。
12月の上昇は、はん用・生産用・業務用機械工業、電気機械工業、情報通信機械工業等による。1月の上昇は、はん用・生産用・業務用機械工業、輸送機械工業、情報通信機械工業等による。

以上、予測ではかなり明るいようだが、世界経済の状況から、蓋を開けなければわからない点も多くなってきている。
 

[ 2014年12月26日 ]
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