アイコン 警戒レベル2引き上げ  吾妻山(福島-山形)で火山性微動 

仙台管区気象台は12日、福島・山形県境の吾妻山(標高1949メートル)で同日朝、火山性微動を約34分間観測したと発表した。
小規模な噴火の可能性。大穴火口から500mの範囲では警戒が必要として、噴火警戒レベルを1(平常)から2(火口周辺規制)に引上げた。
火山性微動は1年4ヶ月ぶりで、記録がある2000年以降で2番目の長さ。監視カメラの映像では、火口付近に異常は見られないという。
左コーナーに火山カメラあり。

吾妻山

<仙台管区気象台>
噴火警報・予報
平成26年12月12日15時00分 仙台管区気象台発表

<吾妻山に火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)を発表>
小規模な噴火の可能性。大穴火口から500mの範囲では警戒が必要。
<噴火警戒レベルを1(平常)から2(火口周辺規制)に引上げ>
 
火山活動の状況及び予報警報事項
 吾妻山では、本日(12日)06時21分頃、継続時間のやや長い火山性微動が発生しました。火山性微動発生後、火山性地震は増加傾向となっています。また、浄土平観測点(大穴火口の東南東約1km)に設置している傾斜計では、火山性微動に伴って西(火口方向)上がりの変化がみられました。
 以上のように、吾妻山の火山活動は活発化しており、今後、小規模な噴火が発生する可能性があります。大穴火口から概ね500mの範囲では噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
対象市町村等
 以下の市町村では、火口周辺で入山規制などの警戒をしてください。
 福島県:福島市
防災上の警戒事項等
 大穴火口から概ね500mの範囲では小規模な噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。また、大穴火口の風下側では降灰及び風の影響を受ける小さな噴石、火山ガスに注意してください。
[ 2014年12月12日 ]
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