アイコン 朴大統領 バッハ会長の努力を一蹴 平昌冬季五輪「分散開催議論の意味ない」と

国際オリンピック委員会(IOC)が2018年に韓国・江原道の平 昌で開催される冬季五輪の一部競技の分散開催を提示したことについて、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は15日の首席秘書官会議で、「3年越しで招致し た五輪であり、各競技施設の建設工事がすでに始まっている状況で分散開催を議論することは意味がない」と述べ、分散開催の可能性を否定した。
また、五輪開催までの準備期間が残り少ないことから、懸案を整理し計画を迅速に進めるよう指示した。

同五輪に関しては、大会組織委員会の趙亮鎬(チョ・ヤンホ)委員長も12日に分散開催に反対する考えを表明している。
IOCは8日から2日間、モナコで臨時総会を開催、五輪開催方式をこれまでの単一都市から複数の都市または国で開催できるようにする方策を盛り込んだ「五輪アジェンダ2020」を承認した。
これに先立ち、IOCのバッハ会長は「五輪アジェンダ2020」が最終確定すれば、18年と20年にそれぞれ五輪を開催する韓国と日本がコスト削減などのため、一部競技を分散開催することもあり得ると述べていた。
 以上。

IOCのバッハ会長は、18平昌冬季五輪の会場の設営状況を、現地で調査に当たったIOCの担当委員からヒアリングし、このままでは開催が危ぶまれることから、分散開催が可能な「アジェンダ2020」策定、IOCの臨時総会を開催させ、韓国側のプライドを傷つけないようにした「アジェンダ2020」を決議し、工事進捗が遅れている目先の18平昌冬季五輪から適用すると発表した。
 こうしたバッハ会長の努力を無視するが如く、朴大統領は、「分散開催を議論することは意味がない」と述べ、そのまま報道機関に報道させている。

  朴大統領の発言は、バッハ会長もこれでは立つ瀬がなくなり、韓国では競技自体もないような施設も多くあり、完成したとしても施設について厳格に査定させて、いろいろ注文を付けてくる可能性もある。(バッハ会長は、すべてを知り尽くし、工事を急がせるために出したアジェンダ2020作戦かもしれない)

  朴大統領は、これまで平昌については、工事の遅れや財政負担問題など拗れていたにもかかわらず沈黙を続けてきた、しいては、秘線の政争の標的にされたとされる平昌前組織委員長の退任問題もある。
 現在の趙亮鎬組織委員長は韓進グループのオーナー兼会長、娘が仕出かした大韓航空のナッツ・リターン問題で揺れている。どうなることやら。

[ 2014年12月15日 ]
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